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インターネット回線を契約するには、自宅に回線を引く工事が必要となり、18,000円から24,000円の工事費用も発生してしまいます。
工事費用がネックに感じ、工事が必要ないネット回線がないか探している人は少なくありません。
以前から工事が不要のネット回線はありましたが、通信速度が遅いことや通信容量に制限があることが欠点でした。
しかし現在は工事を行わない回線でも通信速度が速くなり、通信容量の制限も緩和されています。
そこで、ここでは工事をせずにインターネット回線を使う方法3つを解説します。
最適な回線の選び方も解説するので、工事をせずにインターネットを使いたい人に参考になるでしょう。
工事不要なインターネット回線の種類は3つ!業界人の評価付きで紹介!
工事をせずにインターネットを使う方法は、モバイルWi-Fiルーターと据え置き型Wi-Fiルーターの2種類があります。
また、この2つの他にもインターネットに接続するための裏技があり、覚えておいて損はありません。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
外でもネットが使えるモバイルWi-Fiルーター
工事が必要ないインターネット回線の定番と言えば、モバイルWi-Fiルーターです。
項目 | 評価(五つ星満点) |
速さ | ☆☆☆ |
安定性 | ☆☆ |
料金 | ☆☆☆☆ |
総合評価 | ☆☆☆ |
以前のモバイルWi-Fiルーターは、毎月ネットに通信する量が7GBまでの制限がありました。
しかし、現在はネットが使いたいだけ使えるプランができたことで、固定回線の代わりに使う人が増えています。
モバイルWi-Fiルーターは通信速度が速く、光回線よりも料金が安い!
モバイルWi-Fiルーターの強みは工事が不要なうえに、どこでもインターネットが使えることでしょう。
通信速度は契約するサービス会社や、利用する機種にもよりますが、200Mbpsから600Mbpsの受信速度が出ます。
光回線の受信速度は最大で1Gbpsなので、モバイルWi-Fiの速度は劣っているように見えます。
しかし最大で200Mbps以上の速度が出れば、ウェブサイトの閲覧だけでなく画質が高い動画を見ても問題ありません。
光回線は毎月5,000円から6,000円の料金が必要ですが、モバイルWi-Fiルーターは4,000円代なので、コスト面も優れています。
モバイルWi-Fiルーターのデメリットは速度制限の条件と電波
しかし3日間で10GBを使うと、翌日の夕方からの8時間は速度制限がかけられます。
制限時の速度は1Mbpsとなり、ウェブサイトの閲覧はできても動画の読み込みはかなり遅くなります。
10GBは一人で利用する場合、3日間では使い切る可能性が低い量です。
しかし
家族で同時にネットに接続すると、あっという間に消費してしまいます。
自宅で何人かで使うには、モバイルWi-Fiルーターは不向きと言わざるを得ません。
またモバイル用の電波を使うため、電波の弱い場所にいると高速のネット通信ができません。
契約する前に、自分がネットを使いたい場所の電波が強いか調べたほうがいいでしょう。
自宅でコンセントを差すだけでネットができる据え置き型Wi-Fiルーター
現在は、自宅専用の据え置き型Wi-Fiルーターという選択肢があります。
項目 | 評価(五つ星満点) |
速さ | ☆☆☆☆ |
安定性 | ☆☆☆☆ |
料金 | ☆☆☆ |
総合評価 | ☆☆☆☆ |
据え置き型Wi-Fiルーターは、サービス会社によっては速度制限の条件がない
据え置き型Wi-Fiルーターの通信速度もサービス会社や機種によって違いますが、200Mbpsから600Mbpsの高速通信が可能です。
またサービス会社によっては、モバイルWi-Fiルーターのような速度制限がかかる条件がありません。
家族で同時にネットをするには、とても魅力的な方法と言えるでしょう。
サービス会社によっては制限があるので、注意しよう
据え置き型Wi-Fiルーターは、サービス会社によってはモバイルWi-Fiルーターによって速度制限がかかる条件がない反面、速度制限がかかる条件があるサービス会社があります。
据え置き型Wi-Fiルーターを契約するときは、サービス内容と速度制限がかかる条件を確認しておきましょう。
実はスマホにある裏技!スマホのテザリング機能!
スマートフォンには、端末をモバイルWi-Fiルーターとして利用できる「テザリング」機能があります。
項目 | 評価(五つ星満点) |
速さ | ☆☆☆ |
安定性 | ☆☆☆ |
料金 | ☆☆ |
総合評価 | ☆☆☆ |
テザリングを使えば、スマホの回線を使ってパソコンやタブレットでネットができる!
テザリングはスマホの設定メニューで「インターネット共有」をONにすることで、スマホの回線でパソコンやタブレットをネットに接続できる機能です。
通信速度は契約しているキャリアの回線ごとに異なりますが、おおむね100Mbpsから200Mbpsの高速通信が利用できます。
(携帯電話キャリアの通信速度は、今後さらに速くなると言われています)
契約しているプランによって、利用できるデータ量が決められている
テザリング機能があれば、光回線やモバイルWi-Fiルーターなどのが必要ないように思えます。
しかし携帯電話キャリアの回線は、利用できるデータ量に制限があることが最大の欠点です。
※SoftBankのデータプラン一覧表。データ量が多いプランであればあるほど、料金が高くなってしまいます。
携帯電話キャリアが定めているデータ量は、家族の何人かでネットに接続するとすぐに使い切ってしまう量なので、自宅のメイン回線として使うことはおすすめできません。
テザリングを通してパソコンでネットを使うと、スマホよりも大きなデータ量を消費してしまう落とし穴があります。
工事不要のインターネット回線の選び方を知ろう!
テザリングには月に使えるデータ量に制限があるので、工事不要のインターネット回線でメインの選択師はモバイルWi-Fiルーターか据え置き型Wi-Fiルーターのどちらかになります。
どちらの方法を使えば良いのかわからない人は、自分がネットを多く使う場所がどこなのかを考えてみましょう。
ネットをよく使う場所がわかれば、自ずとどちらの方法を使えば良いのか見えてきますよ。
自宅での利用が多いのか、それとも外出先での利用が多いのかを考えてみよう!
モバイルWi-Fiルーターと据え置き型のWi-Fiルーターのどちらかを選ぶ基準は、ネットを使うことが多いのは自宅なのか?それとも外なのかです。
自宅でネットを使うことが多い人は、据え置き型Wi-Fiルーターがおすすめです。
ネットの利用が自宅に偏っている人は、外でネットを使うことが極端に少ない人がほとんどです。
外でネットを使うことが少なければ、スマホのネット回線だけがあれば十分なので、自宅でネットが思う存分使える環境を作りましょう。
外でネットをがっつり使う人は、モバイルWi-Fiルーターを選びましょう。
外出先から自宅までネットが使い放題になります。
しかし、これはあくまで一人でネットに接続する場合です。
モバイルWi-Fiルーターは複数の人が利用すると、3日間で10GBを消費したときの速度制限が障害になります。
家族の人もネットに接続するのであれば、据え置き型Wi-Fiルーターを購入して、スマホ回線のプランを外出用として大きなデータ量に変更したほうが良いでしょう。
3日間でどれだけ容量を使うか計算してみよう!
モバイルWi-Fiルーターにある3日間で10GBまでの通信上限が気になる人は、スマホでどれだけの容量を使っているか確認してみましょう。
携帯電話キャリアでは、契約者用のマイページで自分がネットで消費したデータ量を確認できます。
3日間で消費したデータ量を計算すると、モバイルWi-Fiルーターか据え置き型Wi-Fiルーターのどちらかが良いかわかります。
自分がネットを使いたい場所に、どのサービスの電波が飛んでいるか見てみよう!
Wi-Fiルーターはモバイル型と据え置き型どちらも、利用する場所によって電波の強さが違い、電波の弱い場所で使うと通信速度が遅くなる恐れがあります。
契約する前に回線を提供するサービス会社のホームページで、電波の提供状況を見ておきましょう。
※モバイルWi-Fiルーターの定番会社のWiMAXは、地図で電波の提供が確認できます。
工事不要のインターネット回線のおすすめ事業者を紹介!
工事が必要ないインターネット回線は、評価が高いサービス会社を選ぶことも大切です。
モバイルWi-Fiルーターと据え置き型Wi-Fiルーターそれぞれの、おすすめサービス会社を見てみましょう。
モバイルWi-FiルーターならWiMAXがおすすめ!Y!mobileもあり!
WiMAXは「モバイルWi-Fiルーターの定番と言えば、これ!」と言えるほど評価が高いサービス会社です。
WiMAXは電波の提供エリアが広いことが特徴で、提供エリアは現在も拡大しています。
さらに、auのスマホを持っていると「auスマートバリューmine」が適用され、スマホ代が最大で1,000円割引されます。
またauの回線が利用できる「LTEオプション」を活用すれば、より広いエリアでネット通信ができます。
Y!mobileもモバイルWi-Fiルーターを提供しており、WiMAXのライバルのように比較されることが多いです。
しかし、Y!mobileは「auスマートバリューmine」のような割引がないため、auのスマホユーザーからは劣っているように見えるでしょう。
料金プランは2社ともネットが使い放題になるプランと、通信量に7GBまでと制限があるプランの2種類があります。
料金はどちらも同じ金額です。
プラン | 月額料金 |
使い放題プラン | 4,380円 |
7GB制限プラン | 3,696円 |
auのスマホを持っていない場合、ネットが使いたい場所の電波の強さで選ぶといいでしょう。
据え置き型Wi-FiルーターならSoftBank Air!容量に上限がなし!
据え置き型Wi-Fiルーターでもっともおすすめできるサービスは、SoftBank Airです。
SoftBank Airはネットが使い放題なうえに、受信速度も最大で261Mbpsなので快適にネット通信ができます。
またモバイルWi-Fiルーターのような速度制限がかかる条件がないので、複数の人が同時にネット接続をしても問題ありません。
月額料金も光回線より安い点が魅力です。
項目 | SoftBank Airのみ | おうち割光セット適用時 |
基本料金 | 4,880円 | 4,880円 |
端末分割金 | 1,620円(36ヶ月間) | 1,620円(36ヶ月間) |
月月割 | -1,620円(36ヶ月間) | -1,620円(36ヶ月間) |
はじめよう SoftBank Air割 | -1,080円(24ヶ月間) | -580円(24ヶ月間) |
合計月額料金 | 3,800円 | 4,300円 |
金額表に書いている「おうち割光セット」は、SoftBankのスマホを持っているとスマホ代が安くなる割引特典です。
適用されるとSoftBank Airの月額は少し高くなりますが、スマホ代が割引されます。
割引金額はスマホのプランによって違いますが、家族内であれば10台まで適用できるので、SoftBankのスマホがあればよりお得になると言えるでしょう。
おうち割光セット 割引金額一覧
プラン | 2年間 | 3年目以降 |
データ定額30GB | 1,852円 | 934円 |
データ定額20GB | 1,410円 | 934円 |
データ定額5GB | 1,410円 | 934円 |
データ定額2GB | 463円 | 463円 |
データ定額1GB | 463円 | 463円 |
LTEフラット(7GB) | 1,410円 | 934円 |
ただ、夜の時間帯は通信速度が遅くなるデメリットがあります。
しかし、遅いときでも7Mbpsの速度が出るので、さほど問題はないでしょう。
7Mbpsは、YouTubeなど画質が高い動画もスムーズに読み込める数値です。
高画質動画を視聴するには最低でも5Mbpsの速度があれば十分なので、許容範囲と言えます。
一人暮らしならWiMAXの据え置き型Wi-Fiルーターもおすすめ!
モバイルWi-Fiルーターの定番WiMAXも、据え置き型Wi-Fiルーターを展開しています。
しかしネット通信の仕組みはモバイルWi-Fiルーターと同じで、3日間で10GBを使うと速度制限がかかります。
一人暮らしの人が使うぶんには良いですが、家族全員で使うにはSoftBank Airに分があります。
一人暮らしで自宅にSoftBank Airの電波が飛んでいない場合の選択肢と思っておきましょう。
まとめ
工事をせずにネットができる回線はモバイルWi-Fiルーターが定番でしたが、据え置き型Wi-Fiルーターも定着しつつあります。
ネットを使う場所と、同時に接続する人がいるかでどちらをベストな回線は変わります。
自宅をメインにしてネットを使う人は据え置き型Wi-Fiルーターを、外でもネットをがっつり使いたい人はモバイルWi-Fiルーターを選ぶことが基本です。
しかし自宅でネットを使う人が2人以上いる場合、速度制限の条件があるモバイルWi-Fiルーターはおすすめできません。
ネットを使う場所と人数を考えて、不便にならない回線を選んでくださいね。