光回線のおすすめ4選

ホームルーターとモバイルルーター(ポケットWi-Fi)の違い4つ!比較してどっちがいいか決着!

ホームルーターとモバイルルーターのどちらを使うべきなのかお悩みではありませんか?

ホームルーターとモバイルルーターはどちらも工事不要で契約できるお手軽な回線ですが、機能性や利用料金に違いがあります。

どちらのルーターを選ぶべきなのかはWi-Fiをどこで使いたいかで決められますが、契約するべき事業者は人それぞれで変わってきます。

ここではホームルーターとモバイルルーターの違いをご紹介したうえで、どちらを使うべきなのか解説します。

ホームルーターかモバイルルーターのどちらを使おうか迷っている人は参考にしてくださいね。

ホームルーターとモバイルルーターとは

ホームルーターとモバイルルーターとは

ホームルーターとモバイルルーターの仕組みはどちらも同じですが、利用する用途が異なります。

ホームルーターは家に置くだけでWi-Fi環境が作れる便利アイテム

ホームルーターはコンセントに差し込んで設置するだけで自宅をWi-Fi環境にしてくれる端末です。

Wi-Fiを利用するには無線LANルーターを使って固定回線を電波に変化するのが基本です。

しかし、ホームルーターでは基地局から発信されているモバイル回線をWi-Fiに変換しています。

WiMAX 2+ ギガスピードの高速ホームルーター

モバイルルーターは工事不要で家と外の両方でWi-Fiが使える優れもの

モバイルルーターもホームルーターと同様に基地局から発信されているモバイル回線をWi-Fiに変換するアイテムです。

端末を手に入れるだけでインターネットが使えるようになります。

Speed Wi-Fi NEXT W06のスピード説明

モバイルルーターにはバッテリーが内蔵されているので、外でも持ち運びも可能です。

ホームルーターとモバイルルーターの共通しているメリット

ホームルーターとモバイルルーターには2つの共通したメリットがあります。

契約するときに工事の必要がない

ホームルーターとモバイルルーターの良いところは、契約するときに工事をする必要がない点です。

ポイント

自宅でインターネット回線を使うには固定回線を契約するのが基本ですが、工事が必要なうえに高額な初期費用がかかるデメリットがありました。

ホームルーターとモバイルルーターではモバイル回線を利用するので工事をする必要がなく、初期費用が高額になりません。

工事をする必要がないメリットは、一日でも早くインターネットを使いたい人にも影響を与えます。

固定回線は工事が完了するまで使えず、申し込んでから利用開始まで数週間ほどかかります。

ホームルーターとモバイルルーターは工事が不要なので、申し込んでから数日ほどでインターネットが使えるようになります。

通信速度が速い

工事不要のインターネット回線には品質面に問題がないのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか?

ホームルーターとモバイルルーターともに通信速度は申し分なく、最大通信速度が100Mbps以上の機種がいくつも出回っています。

なかには867Mbpsもの高速通信が可能なルーターもあるので、ウェブサイトから動画までスムーズに読み込んでくれます。

ホームルーターとモバイルルーターの共通しているデメリット

ホームルーターとモバイルルーターは手が出しやすいインターネット回線ですが、2つのデメリットもあるので向き不向きが人によってわかれます。

速度制限が設けられている

ホームルーターとモバイルルーターは対象の事業者やプランを契約すると使い放題になりますが、以下2つのどちらかの速度制限があります。

  • 3日で10ギガを利用した際の速度制限
  • 夜間の回線混雑を緩和するための速度規制

①の速度制限を受けると、対象になった翌日の18時から深夜2時まで下り速度が1Mbpsになります。

1Mbpsでは標準画質での動画は視聴できますが、高画質の動画は再生できずウェブサイトの読み込みも遅くなるので機能性が良いとはいえません。

②の速度制限は緩いもので、5~7Mbpsの下り速度が出て高画質の動画は視聴できます。

機能性を求めるなら速度制限の種類が②のホームルーターを選びたいところです。

Ping値が安定しないからオンラインゲームには不向き

ホームルーターとモバイルルーターにはPing値が安定しない欠点があります。

Ping値は回線の応答速度で、オンラインゲームをするときに速さが求められます。

オンラインゲームをプレイするにはPing値が1ケタに収まるのが理想なのですが、ホームルーターとモバイルルーターを使うとどうしても2ケタになってしまい、動きが激しいゲームで利用すると遅延は免れません。

現状ではFPSや格闘ゲームをこなせるホームルーターやモバイルルーターはないので、オンラインゲームをプレイしたいのであれば光回線を利用するべきです。

ホームルーターとモバイルルーターの違い

クエスチョン

ホームルーターとモバイルルーターには4つの違いがあります。

  • Wi-Fiを利用できる場所
  • Wi-Fiが届く範囲
  • 選択できる事業者や申し込み窓口の種類
  • 速度制限の条件や内容

上記4つの違いはどちらのルーターを使うべきか決めるときのポイントになります。

Wi-Fiを利用できる場所

先ほどの説明を見るとわかりますが、ホームルーターとモバイルルーターにはWi-Fiを利用できる場所に違いがあります。

ホームルーターは自宅専用の端末なので家のみ、モバイルルーターは持ち運びが可能なので家と外の両方でWi-Fiを使えます。

自宅だけでWi-Fiを使いたいならホームルーターを、家と外の両方でWi-Fiを使いたい人はモバイルルーターといった感じに選ぶといいでしょう。

Wi-Fiが届く範囲

ホームルーターとモバイルルーターとではWi-Fiを発信できる範囲に差があります。

ホームルーターは約25mから約50mの広範囲にWi-Fiを飛ばせますが、モバイルルーターは持ち歩きが趣旨の端末なので電波を飛ばせる範囲は約10mから約20mとやや狭くなっています。

広い住居でWi-Fiを使いたいのであれば、広範囲に電波を飛ばせるホームルーターを使うのが望ましいです。

選択できる回線事業者や申し込み窓口の種類

あとで詳しく説明しますが、ホームルーターとモバイルルーターとでは選択できる回線の事業者や申し込み窓口の種類が異なります。

回線の事業者が違うことで使い勝手の良さが、申し込み窓口の種類が違うことで利用料金の安さが変わります。

ここは、ホームルーターとモバイルルーターを選ぶときの重要な基準になります。

有線接続の利用方法

ホームルーターとモバイルルーターではどちらも有線接続ができますが、利用方法は異なっています。

ホームルーターにはLANポートが付いているので、LANケーブルを使って有線接続ができます。

ホームルーターのLANポート

モバイルルーターにはLANポートがありませんが、USBケーブルを利用しての有線接続ができます。

モバイルルーター USB接続

WiMAXのモバイルルーターではクレードルを使えばLANポートでの接続ができますが、クレードルを買うお金がかかるのでUSBケーブルを使ったほうが楽です。

速度制限の条件と内容

ホームルーターとモバイルルーターには速度制限がかかる条件に微妙な違いがあります。

WiMAXやワイモバイルのモバイルルーターでは直近の3日間に10ギガを消費すると、翌日の18時から深夜1~2時まで下り速度が1Mbpsに落とされます。

1Mbpsは標準画質動画が見られるレベルですが、読み込み速度が遅く感じるのは必至なので機能性が良いとはいえません。

ホームルーターに設けられている速度制限の条件は事業者ごとに違います。

WiMAXのホームルーターはモバイルルーターと同じ内容の速度制限を設けていますが、ソフトバンクエアーでは毎日夜になると混雑を緩和するための速度規制がかかります。

毎日夜に速度規制がかかると聞くと機能性が良くない印象を受けますが、ソフトバンクエアーでは夜でも高画質動画を視聴できるレベルである5~7Mbpsほどの下り速度が出るので、さほど気になりません。

ホームルーターとモバイルルーターを比較

ホームルーターとモバイルルーターを比較

主要のホームルーターはWiMAXとソフトバンクエアー、モバイルルーターはWiMAXとワイモバイルです。

主要のホームルーターとモバイルルーターのサービス内容を比較表にまとめました。

種類ホームルーターモバイルルーター
事業者WiMAXソフトバンクエアーWiMAXワイモバイル
利用料金1~2ヶ月目:2,734円
3~36ヶ月目3,388円:※1
37ヶ月目以降:4,263円
1~36ヶ月目:3,907円※2
37ヶ月目以降:4,880円
1~2ヶ月目:2,734円
3~36ヶ月目3,388円:※1
37ヶ月目以降:4,263円
4,380円
セット割の有無auのスマホとセットで毎月500~1,000円割引
(プロバイダによっては無し)。
ソフトバンクのスマホとセットで
毎月500円から1,000円の割引。
auのスマホとセットで毎月500~1,000円割引
(プロバイダによっては無し)。
最大通信速度
(下り)
867Mbps481Mbps867Mbps588Mbps
速度制限の条件①3日で10ギガの制限
②LTEオプションで7ギガ利用による制限
無しだが夜間に速度規制あり①3日で10ギガの制限
②LTEオプションで7ギガ利用による制限
3日で10ギガの制限
制限時の速度①1Mbps
②最大128Kbps
5~7Mbps①1Mbps
②最大128Kbps
1Mbps

※1: GMOとくとくBBで契約して31,500円キャッシュバックを受けた場合の実質料金です。

※2:NEXTで契約して35,000円キャッシュバックを受けた場合の実質料金です。

外でもWi-Fiを使いたいかが最重要基準

ホームルーターとモバイルルーターのどちらを選ぶかを決める基準は、外でもWi-Fiを使いたいと思うのかです。

ホームルーターは自宅だけでのWi-Fi利用を可能にするツールなので、家だけでWi-Fiを使えれば十分な人向けです。

モバイルルーターは自宅と外の両方でWi-Fiの利用を可能にするアイテムなので、外でもがっつりインターネットを使いたい人におすすめです。

参考程度ですが、総務省によると自宅でのインターネットを利用が多い人の比率が高い傾向があるので、モバイルルーターよりもホームルーターを使うべき人が多いと考えられます。

パソコンのネット利用時間とモバイルのネット利用時間の推移

ホームルーターなら速度制限が緩いソフトバンクエアーがおすすめ

ホームルーターを利用するとしたらWiMAXとソフトバンクエアーのどちらかを選ばなければいけませんが、機能性で考えるとソフトバンクエアーがおすすめです。

ポイント

ソフトバンクエアーは利用料金がWiMAXよりも高めで、毎日夜に速度規制が入る点が気になりますが、規制を受けても5~7Mbpsもの速度が出るので機能性はさほど悪くありません。

利用料金が高いとはいっても、ソフトバンクユーザーがソフトバンクエアーを利用すれば毎月500~1,000円以上のセット割が受けられるのでコスト面は良好です。

WiMAXではキャンペーンプロバイダでの申し込みで利用料金を安くできるうえにauとのセット割もあります。

しかし、3日で10ギガを使うと翌日の18時から深夜2時まで下り速度が1Mbpsに制限されるので、ライトユーザーでない限りおすすめはしにくいです。

モバイルルーターを使うならWiMAXがおすすめ

モバイルルーターを使うのであればWiMAX一択です。

WiMAXをおすすめする理由は利用料金の安さと使い放題の提供エリアです。

WiMAXではキャンペーンプロバイダでの申し込みで利用料金を安くできるうえに、提供エリアの中でならどこにいても基本使い放題です。

ワイモバイルのモバイルルーターはどこで契約しても利用料金が安くならないうえに、使い放題になるアドバンスモードが利用できるエリアが主要都市に限定されているので機能性は良くありません。

WiMAXは格安料金でどこでも使い放題だからおすすめというわけです。