eo光を利用している最中に引越しの予定が入ると、どのように対処すればいいのか混乱しますよね。
eo光は移転の手続きに対応しているので、引っ越してからも契約を継続できます。
しかし、撤去工事費がかかる恐れがあるうえに、引越し先が提供エリア外の可能性もあるので他社への乗り換えも視野に入れておきましょう。
ここではeo光の利用中に引越しをする際の手続き方法を解説していきます。
引越しの予定があるeo光ユーザーの人は、ぜひご覧ください。
目次
eo光の引越し時の契約の扱い
eo光を利用している場合、引越し先が提供エリアであれば契約の継続が可能です。
eo光は移転手続きに対応しているからです。
eo光では移転手続きをして契約を継続できる
引越し先の地域でeo光が提供されていれば、移転手続きをして契約を続けられます。
移転手続きをすれば解約にはならないので、違約金が請求されません。
しかし、他の費用が発生する恐れがあるので、移転を申し込む前に確認する必要があります。
移転手続きの費用
移転手続きをする際は退去する家で撤去工事が、引越し先で導入工事が行われます。
2019年3月の時点で、eo光は移転の際の導入工事を無料で行ってくれます。
公式サイトには撤去工事も無料と書かれています。
しかし、撤去工事が無料になるのは、宅内に設置されている回線終端装置だけを撤去する場合だけです。
電柱から自宅へ引き込んでいる光ファイバーを撤去すると、10,000円の撤去工事が発生します。
eo光で移転や解約の手続きをするときは、自分の持ち家でない限り光ファイバーも撤去しなければいけません。
つまり、eo光で移転手続きをする際は、高い確率で10,000円の撤去費用が発生するわけです。
引越しをする際は賃貸住宅から退去する場合が多く、大家さんや管理会社から許可をもらえないと光ファイバーを撤去しなければいけません。
eo光は引越し時に解約するべきなのか
引っ越すときにeo光を解約するべきなのかは撤去工事費を許容できるか、撤去工事費が発生するかで決まります。
撤去工事費が発生する場合、他社への乗り換えを検討しましょう。
他社への乗り換えを検討する余地はある
eo光を解約するときは、高い確率で10,000円もの撤去工事費が発生します。
なので、引越しをするときは、他の光回線への乗り換えを検討してみましょう。
他社へ乗り換える場合はeo光を解約するので、撤去工事費とは別で数千円から28,704円もの違約金も発生する可能性があります。
工事費を分割で支払っている途中だと、残債も一括で支払わなければいけません。
しかし、キャンペーンを実施している他社へ乗り換えれば、キャッシュバックなどの特典をもらってeo光の解約費用を相殺できます。
おすすめの他社回線
引越しを機にeo光を解約するのであれば、下記の他社回線への乗り換えがおすすめです。
- auひかり
- ビッグローブ光
- So-net光
- nifty光
代理店で上記の回線を申し込めばキャッシュバックなどの特典が受けられるので、eo光の解約費用が実質的になくなります。
auスマートバリューの対応回線でもあるので、eo光でセット割を受けているauユーザーの人には特におすすめできます。
再契約はおすすめできない
「eo光を再契約すれば、キャンペーン特典がもらえてお得なのでは?」と思う人もいるのではないでしょうか?
eo光は新規契約者に向けて商品券プレゼントキャンペーンを行っていますが、再契約するメリットはないと考えるべきです。
eo光のキャンペーンは再契約だと対象外になる恐れがあるからです。
キャンペーンを適用できたとしても、他社からの乗り換えでなければもらえる商品券は5,000円から10,000円ほどなのでお得とはいえません。
そのため、キャンペーンによる特典を目当てにするなら、他社へ乗り換えるのが賢明です。
eo光の引越し時の流れ
引っ越してからもeo光の契約を続けるのであれば、下記の流れに沿って手続きを行いましょう。
- 窓口で移転を申し込む
- 退去する家で回線の撤去工事をしてもらう
- 引越し先で回線の導入工事をしてもらう
上記の流れを把握しておけば、スムーズに移転手続きができます。
ただ、申し込むタイミングには注意してください。
①窓口で移転を申し込む
移転手続きをしてeo光の契約を続けるのであれば、最初に移転の申し込みをしてください。
移転を申し込む際は、当日か1週間以内に退去する家で行う撤去工事と引越し先で行う導入工事の日にちを決めます。
撤去工事と導入工事は申し込みをしてから最短で2週間ほど後にしてくれます。
ですが、予約が混雑していると1ヶ月ほど待たされる場合があります。
引越しシーズンの1月から5月に申し込むと1ヶ月以上も待たされる恐れがあります。
移転手続きをする際は早めに申し込みをしてください。
②退去する家で回線の撤去工事をしてもらう
移転の申し込みが完了すると、指定した日付に退去する家で撤去工事が行われます。
撤去工事が行われるときは契約者か家族の立ち会いが必要ですが、1時間ほどで終わります。
レンタルしている周辺機器は引越し先に持って行くか、撤去工事の際に回収してもらうかのどちらかになります。
どちらの方法で対処するかは、移転を申し込むときに教えてくれます。
③引越し先で回線の導入工事をしてもらう
回線の撤去工事が終われば、あとは引越し先で導入工事をしてもらうだけです。
導入工事も契約者か家族が立ち会う必要がありますが、戸建てでは40分から1時間半、マンションでは30分ほどで終わります。
導入工事の内容は契約した当時と同じですが、念のために思い出しておきましょう。
戸建てに住んでいる場合、電柱から自宅へ光ファイバーが引き込まれ、回線終端装置が設置されます。
eo光対応マンションではすでに光ファイバーが導入されています。
よって、宅内で壁のなかから通信ケーブルを引き込んで光コンセントと回線終端装置が設置されるだけで終わります。
ただ、一部のマンションでは戸建てと同じ形式で工事が行われる場合があります。
引越し先での導入工事が終われば、移転の手続きは完了です。
他社回線に乗り換えるときも流れは同じ
引越しを機に他社へ乗り換える場合も、手続きの流れはほとんど同じです。
ただ、最初にほぼ同時でeo光の解約と他社回線の申し込みをしておきましょう。
そして、引越し日までにeo光の撤去工事を、引越しの当日以降に導入工事をしてもらえるようにしてください。
eo光を解約する際は、レンタルしている周辺機器の返却が必要です。
撤去工事が行われる場合は、業者が周辺機器を回収してくれます。
可能性は低いですが、撤去工事が行われない場合は、周辺機器を下記の住所へ発送してください。
eo光 レンタル機器の返却先 |
〒552-0013 大阪府大阪市港区福崎2丁目3-29 ヤマトロジスティクス(株) 返却係 (電話)0120-919-151 |
なお、レンタル機器の発送料金は契約者が負担します。
eo光の引越し時の手続き方法
eo光を契約者が引っ越すときに行う手続きの方法は、移転を申し込むか他社に乗り換えるかで変わります。
といっても、基本的な流れはほとんど同じです。
引越し先でもeo光を使う場合
引っ越してからもeo光を使い続ける場合は、先ほど紹介した下記の流れで手続きを行います。
- 窓口で移転を申し込む
- 退去する家で回線の撤去工事をしてもらう
- 引越し先で回線の導入工事をしてもらう
eo光では以下の2種類の窓口で移転の申し込みができます。
- 公式サイトの申し込みフォーム
- 電話窓口のeoサポートダイヤル
eoサポートダイヤルの電話番号は以下の通りです。
eoサポートダイヤル |
固定電話・携帯電話・PHSから:0120-919-151 eo光電話・LaLa Callから:1518 その他の電話から:050-7105-6333 受付時間:午前9時~午後9時(年中無休) |
移転を申し込むときは、契約したときに送られてきた登録証を用意しておきましょう。
移転の手続きをするときは、最初に登録証に記載されたeoIDなどを使って本人確認をするからです。
電話窓口のeoサポートダイヤルではeoIDなどがわからなくても移転の手続きが可能ですが、本人確認に手間取る可能性があります。
他社へ乗り換える場合
引越しを機に他社へ乗り換える場合は、下記の流れに沿って手続きをしましょう。
- eo光の解約と乗り換え先回線の契約を申し込む
- eo光の撤去工事をしてもらう
- 引越し先で乗り換え先回線の導入工事をしてもらう
- eo光のレンタル機器を返却する(撤去工事が行われない場合)
eo光では電話窓口のeoサポートダイヤルで解約の申し込みを受け付けています。
オンラインでの解約申し込みはできないので注意してください。
なお解約を申し込む際も、契約したときに送付された登録証を手もとに置いておきましょう。
解約を申し込む時も、登録証に記載されたeoIDがわかればスムーズに本人確認を行えます。
eo光の解約と他社の契約を申し込んでからの流れは、移転手続きをする場合と同じです。
ただ、撤去工事が行われない場合は、レンタル機器の返却を忘れないように気をつけてください。
eo光の引越し時の手続きをするタイミング
引越しを機に移転や他社へ乗り換える手続きをするときは、早めに申し込みをすませてください。
早めに申し込まないと、引越し日までに撤去工事や導入工事が入らないからです。
申し込むタイミングの目安は引っ越しの1ヶ月前
移転や他社への乗り換え手続きをする際は、最低でも引越し日の1ヶ月前までに申し込みをしておきましょう。
撤去工事や導入工事をしてもらう日にちは、申し込んでから2週間以上も後になるからです。
予約状況によっては申し込んでから工事が入るまで2週間以上かかる事例は珍しくありません。
余裕を持って引越し日の1ヶ月前に手続きを始めておくのが無難です。
引越しシーズンはより早めの申し込みを
引越しをする人が急増する1月から5月は、より早めに申し込みをしてください。
引越しシーズンの1月から5月はeo光に限らず移転や解約、他社への乗り換えの申し込みが増加して、工事が入るまで1ヶ月以上も待たされる恐れがあるからです。
引越し日までに工事が行われないと後処理が面倒になります。
1月から5月に引越しするなら早めに申し込みを済ませて最低でも引越し日に撤去工事をしてもらえる状態にしておきましょう。
引越し先がeo光の提供エリア外だった場合の対処法
eo光は関西地方だけで展開されている回線なので、引っ越す場所によっては利用できない場合があります。
引越し先でeo光を利用できない場合は、他の光回線へ乗り換えましょう。
他の光回線へ乗り換える際は高額な費用がかかる可能性がありますが、対処法を知っておけば負担を軽くできます。
引越し先が提供エリア外なら他社への乗り換えを
引越し先がeo光の提供エリア外だと、解約して他社へ移行せざるを得ません。
しかし、引越し先が提供エリア外という理由でeo光を解約しても、利用しているプランやタイミングによっては数千円から28,704円もの違約金が請求されます。
撤去工事費として10,000円が発生する可能性もあるうえに、工事費を分割で支払っている途中だと残債を一括で精算しなければいけません。
やむを得ずにeo光を解約しなければいけないのに、高額な費用を請求されるなんて納得できないですよね。
しかし、引越し先で別の光回線を使うつもりなら、eo光の解約費用を実質なしにできる方法があります。
おすすめの他社回線
引越し先がeo光の提供エリア外の場合は、キャンペーンを行っている他社へ乗り換えましょう。
キャンペーンを実施している他社へ乗り換えれば、キャッシュバックなどの特典をもらってeo光の解約費用を相殺できます。
eo光から乗り換えるのであれば、下記4種類の回線がおすすめです。
- auひかり
- ビッグローブ光
- So-net光
- nifty光
最もおすすめなのはauひかりで、公式キャンペーンでeo光の違約金や撤去費用を負担してくれるうえに、代理店で申し込めば高額なキャッシュバックまでもらえます。
回線の品質も優れているうえにauスマートバリューに対応しているので、eo光でセット割を受けているauユーザーでも満足できます。
auひかりは提供エリアが限られているので、引っ越す場所によっては契約できません。
しかし、ビッグローブ光やSo-net光、nifty光へ乗り換える方法もあります。
ビッグローブ光とSo-net光、nifty光もキャンペーンが充実しているので、eo光の解約費用をなくしたい人におすすめです。
auスマートバリュー対応サービスでもあるので、auユーザーにとってはauひかりが利用できないときの強い味方になります。
eo光の引越し時の契約に関するよくある疑問
eo光の移転手続きや他社への乗り換えを検討するときに疑問を抱くと、申し込むのをためらいますよね。
そんな人のために、eo光の契約中に引越しするときの手続きの疑問に対する答えをまとめました。
①引越しするときに手続きをするのが遅れたらどうなるのか
引越しをするときに移転や乗り換えの手続きが遅れてしまうと、引越し日までに撤去工事と導入工事をしてもらえない可能性が生じます。
導入工事だけが間にあわないぐらいならインターネットが使えない期間ができるだけなので大きなリスクは受けません。
ですが、引越し日までに撤去工事をしてもらえないと後処理が厄介です。
撤去工事が行われるときは、基本的に契約者か家族の立ち会いが必須だからです。
引越し日までに撤去工事をしてもらえないと、引越しをした後で撤去工事に立ち会うために退去した家に出向かなければいけない場合があります。
大家さんや管理会社にお願いすれば代わりに対応してくれる可能性もあります。
しかし、eo光側が契約者や家族以外の立ち会いを拒む可能性があるので、引越し日までに手続きが完了するようにしておきましょう。
②引越し後の工事などが遅い場合、回線がない期間はどう対処すればいいのか
引越し日までに移転や乗り換えの手続きが完了しないと、導入工事が入るまでインターネットが使えなくなります。
なので、引越しをするときは、当日に導入工事が完了するように早めの申し込みをして下さい。
引越しの当日に導入工事をしてもらえない場合は、スマホのテザリング機能を活用して対処しましょう。
スマホのテザリング機能を使えば、自宅に回線がなくてもパソコンやスマホをインターネットにつなげることができます。
しかし、スマホのインターネット回線ではプランごとに利用量の上限が設けられているので、使い過ぎないように気をつけましょう。
③アパート、マンション、戸建てで契約や工事の違いはあるのか
アパートやマンションから戸建て、戸建てからアパートやマンションに引っ越す場合、月額料金が変わる可能性があるので気をつけておきましょう。
eo光の月額料金は戸建てとマンションで異なります。
住居タイプ | 1年目 | 2年目以降 |
戸建て | 2,953円 | 4,953円 |
マンション | 2,524円 | 3,524円 |
基本的に戸建てからマンションへ引っ越すと月額料金が安くなります。
そしてマンションから戸建てへ引っ越すと月額料金が高くなります。
引越し先が戸建てと集合住宅のどちらかであるかは、導入工事の内容も左右します。
戸建てでは必ず契約者の立ち会いが必要な工事が行われ、40分から1時間半ほどの時間がかかります。
アパートやマンションへ引っ越す場合も、基本的に契約者の立ち会いが必要な工事が行われます。
しかし、すでに回線が導入済みの物件では30分以内に工事が終わります。
まとめ
eo光は移転手続きに対応した回線なので、引越しをする場合でも契約を続けられます。
ただ、10,000円もの撤去工事費がかかる可能性が高いので、他社への乗り換えも視野に入れましょう。
また、引越し先によってはeo光が使えない場合があります。
引越し先がeo光の提供エリア外だと、他の光回線へ乗り換えなければいけません。
他社へ乗り換える場合は、キャンペーンを行っている回線がおすすめです。
キャンペーンを実施している他社回線を選べば、キャッシュバックなどの特典をもらってeo光の解約費用をなくせます。
引っ越してからもeo光を使う場合は、下記の流れに沿って手続きを行います。
- 窓口で移転を申し込む
- 退去する家で回線の撤去工事をしてもらう
- 引越し先で回線の導入工事をしてもらう
撤去工事と導入工事は申し込んでから2週間以上後に行われます。
なので、最悪でも引越し日までに撤去工事をしてもらうために、1ヶ月前には手続きをはじめておきましょう。
引越し日までに撤去工事をしてもらえないと、後々の処理が面倒なことになります。
引越しシーズンの1月から5月は移転や解約の申し込みが増加するので、より早めに移転や乗り換えの手続きをはじめましょう。
他社回線へ乗り換える場合も流れはほとんど同じですが、レンタルしている周辺機器の返却が必要ないか気をつけてください。