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インターネット回線はネット専門の回線業者だけでなく、ケーブルテレビ局もサービスを提供しています。
ケーブルテレビ局でネットを使うと、テレビとネットの利用料金が一つにまとめられるメリットがあります。
しかしケーブルテレビのネット回線は、仕組みが従来の光回線とは根本的に違うため大きなデメリットが存在するのでおすすめできないのが正直なところです。
そこで、ここではケーブルテレビのインターネットがおすすめできない理由4つを詳しく解説します。
ケーブルテレビのネット回線以外のおすすめサービスも紹介するので、ケーブルテレビのネット回線をあわせて契約したい人は参考にしてくださいね。
ケーブルテレビのインターネットをおすすめしない理由を業界人が全て解説!
ケーブルテレビサービスによるインターネットは、光回線と同じと思われがちです。
確かに基本的な仕組みが光回線とほとんど変わりません。
しかし、回線そのもの自体に大きな違いがあります。
ケーブルテレビのインターネットの仕組みを見てみよう!
ケーブルテレビのインターネットサービスは、名前の通りケーブルテレビのサービスをメインに行っている事業者が提供するインターネット回線です。
インターネット回線を提供しているケーブルテレビ局は多くありますが、その中でもJ:COMが代表的なサービスと言えます。
またJ:COM以外にも、各地方にあるマニアックなケーブルテレビ曲もインターネット回線を提供しています。
たとえば滋賀県の東近江市にある「東近江ケーブルネットワーク」は、東近江市に住んでいる人だけが利用できるネット回線を提供しています。
※東近江市スマイルネットは、名前の通り滋賀県の東近江市の住居だけが利用できるインターネット回線です。
人口が少ない田舎と呼ばれる地方には、このような地域密着型のケーブルテレビ局によるネット回線が多く見受けられます。
ケーブルテレビのインターネットは、光回線とほとんど同じ仕組みになっています。
光回線は申し込みをしてから、電柱に張られている光ファイバーを自宅に引き込む工事を行います。
光回線はこの光ファイバーを使ってインターネットに接続するわけです。
ケーブルテレビのインターネットは電柱に張られている光ファイバーをもとにネットを使いますが、電柱から自宅へ引くケーブルは独自の「同軸ケーブル」を利用していることが多いです。
この方式を光ハイブリッド方式と呼びます。
一見、大もとの回線が光回線だと何も問題がないように思えるでしょう。
しかし光ハイブリッド方式を用いていることは、ケーブルテレビのインターネットがおすすめできない大きな原因になっているのです。
すべてのケーブルテレビが光ハイブリッド方式というわけではありません。
たとえば東近江スマイルネットはFTTHです。
ケーブルテレビは独自の回線を使うため、回線速度が遅い可能性が高い!
光回線のインターネットサービスは、理論上では最大1Gbpsの速度を誇る高速ネット回線です。
ケーブルテレビの回線も理論上では同じく最大1Gbpsの速度が出ることになっていますが、実際に出る速度は光回線に比べて速くありません。
ケーブルテレビのネット回線を使っている人たちの口コミ評判を見てみると、快適なネット通信ができないことがわかります。
フレッツ光とJ,comの回線速度の差
何があんまり変わらないだ
J,comの営業の奴説明てきとう過ぎ pic.twitter.com/oSuIMLbIv9— 社畜系Jia-su (@Jiasu7) 2017年9月10日
J:COMさんping1秒オーバーw 通信速度900kbps未満ww#JCOM pic.twitter.com/ijyFmwZ7Q1
— 流転の星儀 (@723h29) 2017年9月11日
回線速度にこだわりたい場合、ケーブルテレビのネット回線は契約しないほうがいいと言わざるを得ません。
回線業者によっては1Gbpsの高速通信に対応していない
ケーブルテレビのネット回線は、ほとんどの会社が対応の回線速度別に料金プランを用意しています。
※京都南部と奈良県で利用できるKCNはプランによって対応速度が1Gbpsと100Mbpsの2種類があります。
しかし、ケーブルテレビ局によっては光回線と同じ1Gbpsの速度に対応していないことがあります。
ケーブルテレビのネット回線は1Gbpsの速度に対応しているプランでも、回線速度が著しく遅い欠点があります。
なので1Gbpsよりも遅い速度のプランを契約すると、ネットが使いにくくなると思うべきです。
サービス会社によっては契約トラブルが起きる可能性が高い
ケーブルテレビのインターネットは、回線が開通してから契約内容にまつわるトラブルが発生する確率が高い欠点があります。
トラブルが起きても話し合いで解決できれば、百歩譲って問題はないと言えます。
しかし、中には解約による違約金を巡って裁判が起きた事例があります。
京都府南部と奈良県のケーブルテレビ局「KCN」で、違約金を巡った訴訟が起こったことは業界では記憶に新しいです。
※京都府南部と奈良県で利用できるKCNは、契約期間中に解約した場合の違約金を巡って訴訟が起こりました。
KCNは2年間の契約期間内に解約した場合、違約金とは別に残りの契約期間のネット料金を全て支払うことを義務付けていました。
しかし京都地裁は2016年12月に、この違約金システムは消費者契約法に反していると判断しています。
ただ、KCNは2017年9月現在も違約金のシステムを変更していません。
KCNの担当営業さん、「今解約したらいくらかかりますか?」って電話したら絶句したあと「えっと、計算してみないと分かりませんが10万弱はかかるかと…」ですと。
どんだけ違約金とか取るねん。
はぁ、、、高かろう悪かろう、この先2年は使うのか…
近鉄がちょっと嫌いになった。。。— こーじ #76 (@shinocchi52) 2017年5月8日
またスタッフの説明不足による契約トラブル事例も多く見受けられます。
トラブルが起きやすいネット回線は、選んでも良いことがないので避けたほうが無難でしょう。
地域密着型のケーブルテレビ局は口コミ評判が少なく、安心して契約できない
J:COMのように規模がある程度大きいサービス会社であれば、回線速度やアフターサポートの口コミ評判をTwitterなどで見ることができます。
しかし冒頭で紹介した東近江スマイルネットのように、規模が小さいサービス会社はネット上に寄せられている口コミ情報がほとんどありません。
口コミ情報がなければ、契約してから快適にネットが使えるのか確信が持てません。
実際に利用した人の評判がわからないサービスを契約することは、リスクが高いと言えるでしょう。
ケーブルテレビは定番の光回線サービスでも視聴できる!
ケーブルテレビ局のネットサービスは、ネットの利用料金とテレビの視聴料金が一つにまとまめられることがメリットですが、回線速度が遅い欠点があります。
だからと言って、光回線とケーブルテレビサービスを別々に契約することは面倒に思いますよね。
そこでおすすめできるなのは、フレッツ光などの光回線が追加オプションとして提供しているテレビサービスです。
フレッツ光と電力会社の光回線にはケーブルテレビが視聴できるサービスがある!
現在、光回線のサービス会社はほとんどの事業者がケーブルテレビが視聴できる追加オプションを展開しています。
光回線の定番サービスとして知られているNTTのフレッツ光は、スカパーもセットで契約してケーブルテレビを見ることができます。
eo光など電力会社が提供しているネットサービスも同様のサービスを展開しています。
現在主流になりつつある光コラボも、あらゆるサービスがケーブルテレビに対応しています。
※光コラボの人気事業者の一つ「ソフトバンク光」はセットでスカパーを契約できます。
また戸建てであれば地上波デジタル放送も光回線で見ることができ、従来の地デジアンテナを屋根に立てるよりも工事費用が安くなるメリットがあります。
これから自宅に地デジアンテナを立てる人には、光回線でテレビを見る方法はとてもおすすめと言えます。
(※具体的な工事費の違いは当サイトの「光回線の6つのメリットと5つのデメリット」で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。)
光回線サービスでケーブルテレビを見るメリットとデメリットを知ろう!
光回線を契約してケーブルテレビを使う方法は、従来通りの仕組みでネットを利用するのでケーブルテレビのネットサービスよりも優れている点があります。
しかし、契約する前に知っておきたい欠点もあるので注意が必要です。
光回線サービスでケーブルテレビを見るメリットは3つ
光回線でケーブルテレビを見るメリットはこの3つです。
- ケーブルテレビのネット回線より通信速度が速い
- テレビの画質が安定する
- ネットのテレビの利用料金が一つにまとめられる
まず光回線は同軸ケーブルを使わずそのまま光ファイバーを電柱から自宅へ引き込むので、ケーブルテレビのネット回線よりも通信速度が速く安定しています。
また光回線でテレビを見ると画質がとても安定し、天候の影響で画質が低くなることがありません。
そしてケーブルテレビのネット回線よりも速度や画質が安定していながら、ネットのテレビの利用料金が一つにまとめられるのも嬉しいポイントと言えますね。
全ての光回線サービスがテレビに対応しているわけではないことが欠点!
光回線を使う方法はメリットばかりが目立ちますが、全ての光回線のサービスがテレビに対応しているわけではありません。
一部の光コラボにはテレビに対応していないサービス会社があります。
テレビに対応していない光コラボを使う場合は、別にケーブルテレビ局を契約しなければいけません。
光回線のサービス会社に契約する前に、テレビに対応しているかどうか確認したほうがいいでしょう。
まとめ
ケーブルテレビ局のネット回線は、ネットを使う仕組みが根本的に光回線と違うため速度が遅くなりやすい欠点を持っています。
またケーブルテレビ局によっては光回線が出せる1Gbpsの速度に対応していないため、回線速度にこだわりたい人は特におすすめできません。
ケーブルテレビとネット回線をセットで契約したい場合、フレッツ光などでもテレビサービスをセットで申し込むことがおすすめです。
フレッツ光など定番の光回線サービスはケーブルテレビとネットの利用料金が一つにまとめられるうえに、回線速度だけでなくテレビの画質も安定しています。