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今のインターネット回線は、携帯電話キャリアが展開する光回線サービスが人気を集めています。
携帯電話キャリアの光回線サービスに人気がある理由は、「スマホとセットにするとお得になる」ことです。
auひかりは多くのauスマホユーザーから人気を集めているので、気になっている人は多いのではないでしょうか?
しかし、月額料金を見てみるとそこまで安いわけではなく、お得に感じません。
auひかりを契約してお得になる理由は月額料金ではなく、セット割引にあります。
セット割引の内容を知ることで、auひかりを利用してお得になる秘訣がわかります。
ここでは、auひかりの料金について詳しく解説します。
auひかりを契約しようか決めかねている人は、是非参考にしてくださいね。
目次
auひかりの料金はいくらなのか?戸建てとマンションで解説!
正直な話、auひかりの月額料金は決して安いとは言えません。
しかし、auひかりにはセット割引という強みがあります。
セット割引を受けることができれば、auひかりはとても料金が安い光回線サービスに変身します。
auひかりの月額料金を知ろう!
光回線はサービスの月額料金は戸建てとマンションで異なり、これはauひかりも同じです。
戸建てでauひかりを利用する場合、契約するプランによって月額料金が違います。
料金が安いプランを申し込むと契約期間が2年から3年になり、更新月以外に解約すると違約金が発生します。
auひかり 月額料金(戸建て)
プラン | 1年目 | 2年目 | 3年目以降 |
ずっとギガ得プラン | 5,100円 | 5,000円 | 4,900円 |
ギガ得プラン | 5,200円 | ||
標準プラン | 6,300円 |
auひかりのマンションタイプは住居によって月額料金が違いますが、4,000円前後が相場と言えるでしょう。
auひかり 月額料金(マンション)
契約タイプ | 月額料金 | |
タイプV | 16契約以上 | 3,800円 |
8契約以上 | 4,100円 | |
都市機構デラックス | 東日本/西日本 | 3,800円 |
タイプE | 16契約以上 | 3,400円 |
8契約以上 | 3,700円 | |
マンション ギガ | 4,050円 | |
マンションミニ ギガ | 5,000円 | |
タイプF | 3,900円 |
光回線サービスの料金は戸建てで5,000~6,000円、マンションで3,500~4,500円が平均的な相場となっています。
auひかりの月額料金は市場の相場と変わらないので、あまりお得ではないように感じるでしょう。
しかし、auひかりはセット割引という武器を持っています。
auのスマホを持っているとセット割引を受けることができる
auひかりを契約する一番のメリットは、「auスマートバリュー」というセット割引です。
「auスマートバリュー」とは、auのスマホとauひかりを一緒に使うことで、月々のスマホ代が安くなる割引特典です。
割引される金額はスマホの料金プランによって違いますが、最大で毎月2,000円の割引を受けることができます。
3年目になると割引金額は下がりますが、auのスマホとauひかりを利用し続けている限り、永遠にスマホ代が安くなります。
auスマートバリュー 割引金額一覧
プラン | データ容量 | 2年間 | 3年目以降 |
auピタットプラン | スーパーカケホ/ カケホ: 2GBまでシンプル: 1GB超~2GBまで | 500円 | 500円 |
スーパーカケホ/ カケホ/シンプル :2GB超~20GBまで | 1,000円 | 1,000円 | |
auフラットプラン | 20/30GB | 1,000円 | 1,000円 |
データ定額1/2GB | 934円 | 500円 | |
データ定額2/3GB ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン | 934円 | 934円 | |
データ定額5/20GB LTEフラット(7GB) ISフラット | 1,410円 | 934円 | |
データ定額30GB | 2,000円 | 934円 |
さらに、この割引は家族が使っているものなら、最大で10台まで受けることができます。
auのスマホを使っている家族の人数や料金プランによっては、auひかりの料金が実質無料になるほどの割引を受けることができるわけです。
「auスマートバリュー」があることで、auひかりはauのスマホユーザーならとても魅力的な光回線サービスと言えるでしょう。
他社の光回線の料金はどうなのか?人気サービスと比べてみよう!
auひかりの月額料金を他の光回線サービスと比較してみると、そこまで大きな違いはありません。
ただ、光回線サービスによってセット割引の内容や有無が違います。
このセット割引が、auひかりと他社のサービスを比較する大きなポイントになります。
月額料金は違いがないのでセット割引がポイントになる
光回線の種類は大きく分けて、
- フレッツ光
- 電力会社が提供する光回線サービス(以下、電力系光回線)
- 光コラボ
これらの光回線サービスとauひかりで月額料金を比較してみましょう。
auひかり・他社回線 料金比較表
住居タイプ | auひかり | フレッツ光 | 電力系光回線 | 光コラボ |
戸建て | 4,900~6,300円 | 西日本: 3,610~4,300円東日本: 4,600円 | 2,954~5,000円 | 4,360~5,300円 |
マンション | 3,400~5,000円 | 西日本: 2,830~2,930円東日本: 2,950~3,950円 | 2,200~5,550円 | 3,360~4,400円 |
※フレッツ光は別途プロバイダ料金が必要です。
※電力系光回線光コラボは地域や契約する事業者によって月額料金が異なります。
この表を見ると、電力系光回線の月額料金がもっとも安いように思えます。
しかし、電力系光回線は利用する地域によって金額が違い、2,000円代の月額料金になったとしても契約してから1年後には料金が高くなります。
フレッツ光も月額料金が安く感じますが、別途500円から1,000円ほどのプロバイダ料金が必要になるので、auひかりよりも安いわけではありません。
これらのポイントを考えると、光回線サービスの月額料金は、どれも似たり寄ったりということになるわけです。
しかし、
このようなセット割引は、auひかりだけではなく他の光回線サービスにも用意されています。
セット割引の内容が、光回線を比較するうえで重要なポイントなってきます。
ソフトバンク光やドコモ光にもセット割引がある
先ほどの表に記載されている「光コラボ」とは、NTT以外の事業者がフレッツ光の回線を提供するサービスです。
光コラボには多くの種類がありますが、携帯電話キャリアが提供するサービスに人気が集まっています。
中でもソフトバンク光とドコモ光は、セット割引が強いので注目を集めています。
ソフトバンク光のセット割引はauスマートバリューに似ている
ソフトバンクが提供するソフトバンク光は、月額料金が安いわけではありません。
ソフトバンク光 月額料金
住居タイプ | 月額料金 |
戸建て | 5,200円 |
マンション | 3,800円 |
しかし、「おうち割光セット」というセット割引があることで人気を集めています。
「おうち割光セット」とは、ソフトバンクのスマホを使っている人がソフトバンク光を契約すると、月々のスマホ代が安くなる割引です。
割引される金額はスマホの料金プランによって違いますが、最大で1,852円の割引を受けることができます。
おうち割光セット 割引金額一覧
プラン | 2年間 | 3年目以降 |
データ定額50GB | 1,000円 | 1,000円 |
データ定額30GB | 1,852円 | 934円 |
データ定額20GB | 1,410円 | 934円 |
データ定額5GB | 1,410円 | 934円 |
データ定額1GB/2GB | 463円 | 463円 |
LTEフラット(7GB) | 934円 | 934円 |
さらに家族が使っているソフトバンクのスマホであれば、10台まで割引を受けることができるので、家族の人数や料金プランによってはネット代が実質無料になるわけです。
この仕組みはauひかりの「auスマートバリュー」によく似ていますね。
ソフトバンク光の「おうち割光セット」は、Y!mobileのスマホでも受けることができます。
割引される金額はソフトバンクのスマホに比べて安いですが、格安SIMを使っている人にとっては魅力ではないでしょうか?
Y!mobile おうち割光セット割引金額
プラン | 割引金額 |
スマホプランL | 1,000円 |
スマホプランM | 700円 |
スマホプランS | 500円 |
ソフトバンクやY!mobileでスマホを使っている人なら、auひかりよりもソフトバンク光を選んだほうが通信費用を安くすることができるでしょう。
ドコモ光の光セット割は割引金額が低め
ドコモ光の月額料金もそこまで安いわけではなく、市場の平均とほとんど変わりません。
ドコモ光 月額料金
住居タイプ | タイプA | タイプB |
戸建てタイプ | 5,200円 | 5,400円 |
マンションタイプ | 4,000円 | 4,200円 |
しかし、ドコモ光にも「光セット割」があり、ドコモのスマホとセットにすることで割引を受けることができます。
ドコモ光の「光セット割」は、複数のスマホでデータ量を共有する「シェアパック」でも適用できることが特徴です。
ただ、auひかりやソフトバンク光と比べると割引金額が低く、1台しかスマホ代が安くなりません。
光セット割 割引金額一覧(シェアパックを利用している場合
プラン | マンションタイプ | 戸建てタイプ |
ウルトラシェアパック 100(100GB) | 3,000円 | 3,200円 |
ウルトラシェアパック 50(50GB) | 2,400円 | 2,500円 |
ウルトラシェアパック 30(30GB) | 2,000円 | 2,000円 |
シェアパック 15(15GB) | 1,800円 | 1,800円 |
シェアパック 10(10GB) | 1,200円 | 1,200円 |
シェアパック 5(5GB) | 800円 | 800円 |
光セット割 割引金額一覧(ドコモのスマホを1台利用している場合)
プラン | マンションタイプ | 戸建てタイプ |
ウルトラデータLLパック (30GB) | 1,100円 | 1,100円 |
ウルトラデータLパック (20GB) | 900円 | 900円 |
データMパック (5GB) | 800円 | 800円 |
データSパック (2GB) | 500円 | 500円 |
ドコモでスマホを使っている人によっては魅力的ですが、通信費用の安さを重視したいのであれば、スマホとネットのどちらもauやソフトバンクに乗り換えるという選択も検討してみる余地があります。
電力系光回線もauスマートバリューの割引を受けることができる
「auスマートバリュー」の割引を受けることができる光回線サービスは、auひかりだけではありません。
各地方の電力系光回線も、「auスマートバリュー」の割引を受けることができます。
auひかりはサービスの提供エリアに限りがあるので、auひかりが契約できないエリアの人は電力系光回線を選ぶといいでしょう。
また、光コラボのSo-net光も「auスマートバリュー」を受けることができます。
電力系光回線とSo-net光はauひかりが契約できない場合の替わりになるサービスになるので、覚えておいて損はないでしょう。
格安SIMとセットで割引が受けられる光コラボがある
光回線サービスには、格安SIMとセットにすると割引が受けられるものもあります。
たとえば、DMM光はDMM mobileとセットすると、毎月のネット代が500円安くなります。
「auスマートバリュー」と比べると割引される金額は高くありませんが、格安SIMへの乗り換えを検討している人やすでに使っている人は、このような割引がある光回線サービスを選ぶといいでしょう。
他の回線サービスの料金と比べるとどうなのか?WiMAXやSoftBankエアーと比較!
光回線の他に、工事をする必要がないモバイルWi-Fiルーターなども検討している人は多いのではないでしょうか?
モバイルWi-Fiルーターは光回線よりも月額料金が安く、通信費を節約できるセット割引も用意されています。
しかし、光回線と比べると通信速度が劣るデメリットがあるので、必ずしもベストな選択肢とは言い切れません。
WiMAXのauのスマホ代が安くなるセット割引がある
モバイルWi-Fiルーターを提供する事業者はいくつかありますが、その中でも人気が高いのは WiMAXです。
WiMAXは光回線よりも月額料金が安いうえに、ギガ放題プランを利用することでインターネットが使い放題になります。
WiMAX 月額料金
プラン | 月額料金 |
ギガ放題(無制限) | 4,380円 |
ライトプラン(7GBまで) | 3,696円 |
さらに、auのスマホを持っていれば「auスマートバリューmine」の割引を受けることができます。
auスマートバリューmine 割引金額
プラン | 割引金額 | |
auピタットプラン | (シンプル):1GBまで | 割引対象外 |
(スーパーカケホ/カケホ) :2GBまで(シンプル) :1GB以上〜2GB未満 | 500円 | |
(スーパーカケホ/カケホ) :2GBまで(シンプル) :2GB以上〜20GBまで | 1,000円 | |
auフラットプラン20/30GB | 1,000円 | |
データ定額5/20/30GB LTEフラット(7GB) ISフラット | 934円 | |
データ定額2/3GB ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン カケホ(3Gケータイ・データ付) | 743円 | |
データ定額1GB | 500円 |
ただ、auひかりの「auスマートバリュー」と比べると割引金額が低く、1台のスマホしか適用することができません。
通信速度も光回線と比べると劣ってしまいます。
auひかり・ WiMAX 対応速度比較表
サービス | 対応速度 |
auひかり | 最大1Gbps |
WiMAX | 下り: 最大110〜440Mbps上り: 最大30Mbps |
ホームページや動画サイトを見るぐらいであれば問題ない速度ですが、オンラインゲームで利用するとストレスを感じることは必至です。
また、 WiMAXは3日間で10GBを消費すると、翌日の夕方から深夜まで速度が制限されるデメリットがあります。
SoftBank Airはソフトバンクのスマホとセットで割引
ソフトバンクはソフトバンク光の他の、据え置き型Wi-FiルーターのSoftbank Airを展開しています。
Softbank Airとは、専用の端末を自宅のコンセントに差し込むだけでインターネットが利用できるサービスです。
月額料金は端末を買い取るかレンタルするかで違いますが、どちらの場合も光回線とそこまで変わりません。
SoftBank Air 月額料金
端末を購入した場合 | 端末をレンタルする場合 | ||
基本料金 | 4,880円 | 基本料金 | 4,880円 |
端末代金 分割支払い | 1,620円×36ヶ月 | レンタル料金 | 490円 |
月月割 | -1,620円×36ヶ月 | ||
合計 | 4,880円 | 合計 | 5,370円 |
ただ、Softbank Airはソフトバンク光と同じように「おうち割光セット」の割引を受けることができます。
ソフトバンクのスマホを使っている人なら、Softbank Airは手軽なうえにお得にネットが利用できるサービスと言えるでしょう。
通信速度は光回線と比べて劣りますが、速度制限がかかる条件がありません。
auひかり・Softbank Air 対応速度比較表
サービス | 対応速度 |
auひかり | 最大1Gbps |
Softbank Air | 下り:最大261〜350Mbps 上り:最大7Mbps |
ソフトバンクのスマホを使っていてネットの利用目的がホームページや動画サイトの閲覧ぐらいであれば、Softbank Airはお得度が高いサービスと言えます。
auひかりってどうなの?契約すべき人と、そうでない人を知ろう!
auひかりの月額料金は市場の相場とそこまで変わりませんが、セット割引を受けることによって他の光回線サービスよりも安くすることができます。
セット割引の条件を満たせる人であれば、auひかりはとてもお得なサービスと言えるでしょう。
条件を満たせない場合は、セット割引を受けることができる他社サービスを選ぶべきです。
auのスマホを持っている人ならauひかりがベストな選択肢
auのスマホを利用している人なら、auひかりがもっともお得な光回線サービスになります。
auのスマホユーザーである人がauひかりを契約すると、「auスマートバリュー」の割引で通信費を大幅に安くすることができます。
しかし、auひかりは提供エリアが限られている欠点があります。
auひかりを契約できない場合は、電力系光回線やSo-net光などのサービスを替わりに利用すれば割引を受けることができます。
ネットを使う量が少ない人はWiMAXもあり
ネットを使う量が少ないauユーザーの人なら、 WiMAXも検討してみる余地があります。
WiMAXはauひかりよりも月額料金が安く、「auスマートバリューmine」で割引を受けることもできます。
割引される金額は高くありませんが、一人暮らしでネットを使う頻度が低い人なら、auひかりを利用するよりも通信費を節約できる可能性が高いです。
家族でインターネット回線を使う人が WiMAXを利用すると、速度制限にかかってしまう可能性が高いので、auひかりを選びましょう。
au以外でスマホを使っている人は、自分に合った光回線を使おう
au以外のキャリアでスマホを使っている人がauひかりを利用しても、セット割引を受けることができないので通信費が安くなりません。
au以外のスマホユーザーの人は、契約しているキャリアにあわせて光回線サービスを選んだほうがいいでしょう。
格安SIMでもセット割引を受けることができる光回線サービスがあるので、セット割引を基準にして契約する事業者を選びましょう。
まとめ
月額料金だけで見ると、auひかりは安いサービスではありません。
しかし、auのスマホを持っていれば、auひかりは「auスマートバリュー」の割引によって非常にお得なサービスになります。
auひかりは、auでスマホを使っている人がお得に利用できる光回線サービスと言えるでしょう。
ソフトバンクやドコモでスマホを使っている人は「auスマートバリュー」の割引を受けることができないので、auひかりを契約する意味がありません。
利用している携帯電話キャリアにあわせて、セット割引を受けることができる光回線サービスを選ぶことをおすすめします。