光回線のおすすめ4選

auひかりの料金は高いのか?他社や他の回線と比較してみた!

今のインターネット回線は、携帯電話キャリアが展開する光回線サービスが人気を集めています。

携帯電話キャリアの光回線サービスに人気がある理由は、「スマホとセットにするとお得になる」ことです。

auひかりは多くのauスマホユーザーから人気を集めているので、気になっている人は多いのではないでしょうか?

しかし、月額料金を見てみるとそこまで安いわけではなく、お得に感じません。

auひかりを契約してお得になる理由は月額料金ではなく、セット割引にあります。

セット割引の内容を知ることで、auひかりを利用してお得になる秘訣がわかります。

ここでは、auひかりの料金について詳しく解説します。

auひかりを契約しようか決めかねている人は、是非参考にしてくださいね。

auひかりの料金はいくらなのか?戸建てとマンションで解説!

お金の疑問1

正直な話、auひかりの月額料金は決して安いとは言えません。

しかし、auひかりにはセット割引という強みがあります。

セット割引を受けることができれば、auひかりはとても料金が安い光回線サービスに変身します。

auひかりの月額料金を知ろう!

光回線はサービスの月額料金は戸建てとマンションで異なり、これはauひかりも同じです。

戸建てでauひかりを利用する場合、契約するプランによって月額料金が違います。

料金が安いプランを申し込むと契約期間が2年から3年になり、更新月以外に解約すると違約金が発生します。

auひかり 月額料金(戸建て)

プラン1年目2年目3年目以降
ずっとギガ得プラン5,100円5,000円4,900円
ギガ得プラン5,200円
標準プラン6,300円

auひかりのマンションタイプは住居によって月額料金が違いますが、4,000円前後が相場と言えるでしょう。

auひかり 月額料金(マンション)

契約タイプ月額料金
タイプV16契約以上3,800円
8契約以上4,100円
都市機構デラックス東日本/西日本3,800円
タイプE16契約以上3,400円
8契約以上3,700円
マンション ギガ4,050円
マンションミニ ギガ5,000円
タイプF3,900円

光回線サービスの料金は戸建てで5,000~6,000円、マンションで3,500~4,500円が平均的な相場となっています。

auひかりの月額料金は市場の相場と変わらないので、あまりお得ではないように感じるでしょう。

しかし、auひかりはセット割引という武器を持っています。

auのスマホを持っているとセット割引を受けることができる

auひかりを契約する一番のメリットは、「auスマートバリュー」というセット割引です。

auスマートバリュー

「auスマートバリュー」とは、auのスマホとauひかりを一緒に使うことで、月々のスマホ代が安くなる割引特典です。

割引される金額はスマホの料金プランによって違いますが、最大で毎月2,000円の割引を受けることができます。

3年目になると割引金額は下がりますが、auのスマホとauひかりを利用し続けている限り、永遠にスマホ代が安くなります。

auスマートバリュー 割引金額一覧

プランデータ容量2年間3年目以降
auピタットプランスーパーカケホ/
カケホ:
2GBまで
シンプル:
1GB超~2GBまで
500円500円
スーパーカケホ/
カケホ/シンプル
:2GB超~20GBまで
1,000円1,000円
auフラットプラン20/30GB1,000円1,000円
データ定額1/2GB934円500円
データ定額2/3GB

ジュニアスマートフォンプラン

シニアプラン

934円934円
データ定額5/20GB

LTEフラット(7GB)

ISフラット

1,410円934円
データ定額30GB2,000円934円

さらに、この割引は家族が使っているものなら、最大で10台まで受けることができます。

auのスマホを使っている家族の人数や料金プランによっては、auひかりの料金が実質無料になるほどの割引を受けることができるわけです。

auスマートバリュー

「auスマートバリュー」があることで、auひかりはauのスマホユーザーならとても魅力的な光回線サービスと言えるでしょう。

他社の光回線の料金はどうなのか?人気サービスと比べてみよう!

auひかりの月額料金を他の光回線サービスと比較してみると、そこまで大きな違いはありません。

ただ、光回線サービスによってセット割引の内容や有無が違います。

このセット割引が、auひかりと他社のサービスを比較する大きなポイントになります。

月額料金は違いがないのでセット割引がポイントになる

光回線の種類は大きく分けて、

  • フレッツ光
  • 電力会社が提供する光回線サービス(以下、電力系光回線)
  • 光コラボ
この3種類があります。

これらの光回線サービスとauひかりで月額料金を比較してみましょう。

auひかり・他社回線 料金比較表

住居タイプauひかりフレッツ光電力系光回線光コラボ
戸建て4,900~6,300円西日本:
3,610~4,300円東日本:
4,600円
2,954~5,000円4,360~5,300円
マンション3,400~5,000円西日本:
2,830~2,930円東日本:
2,950~3,950円
2,200~5,550円3,360~4,400円

※フレッツ光は別途プロバイダ料金が必要です。

※電力系光回線光コラボは地域や契約する事業者によって月額料金が異なります。

この表を見ると、電力系光回線の月額料金がもっとも安いように思えます。

しかし、電力系光回線は利用する地域によって金額が違い、2,000円代の月額料金になったとしても契約してから1年後には料金が高くなります。

eoネット料金

フレッツ光も月額料金が安く感じますが、別途500円から1,000円ほどのプロバイダ料金が必要になるので、auひかりよりも安いわけではありません。

これらのポイントを考えると、光回線サービスの月額料金は、どれも似たり寄ったりということになるわけです。

しかし、

auひかりには「auスマートバリュー」があるので、auのスマホ持っている人なら他の光回線サービスよりも通信費を安くすることができます。

このようなセット割引は、auひかりだけではなく他の光回線サービスにも用意されています。

セット割引の内容が、光回線を比較するうえで重要なポイントなってきます。

ソフトバンク光やドコモ光にもセット割引がある

先ほどの表に記載されている「光コラボ」とは、NTT以外の事業者がフレッツ光の回線を提供するサービスです。

光コラボには多くの種類がありますが、携帯電話キャリアが提供するサービスに人気が集まっています。

中でもソフトバンク光とドコモ光は、セット割引が強いので注目を集めています。

ソフトバンク光のセット割引はauスマートバリューに似ている

ソフトバンクが提供するソフトバンク光は、月額料金が安いわけではありません。

ソフトバンク光 月額料金

住居タイプ月額料金
戸建て5,200円
マンション3,800円

しかし、「おうち割光セット」というセット割引があることで人気を集めています。

「おうち割光セット」とは、ソフトバンクのスマホを使っている人がソフトバンク光を契約すると、月々のスマホ代が安くなる割引です。

ソフトバンクエアーおうち割

割引される金額はスマホの料金プランによって違いますが、最大で1,852円の割引を受けることができます。

おうち割光セット 割引金額一覧

プラン2年間3年目以降
データ定額50GB1,000円1,000円
データ定額30GB1,852円934円
データ定額20GB1,410円934円
データ定額5GB1,410円934円
データ定額1GB/2GB463円463円
LTEフラット(7GB)934円934円

さらに家族が使っているソフトバンクのスマホであれば、10台まで割引を受けることができるので、家族の人数や料金プランによってはネット代が実質無料になるわけです。

ソフトバンク光家族割

この仕組みはauひかりの「auスマートバリュー」によく似ていますね。

ソフトバンク光の「おうち割光セット」は、Y!mobileのスマホでも受けることができます。

割引される金額はソフトバンクのスマホに比べて安いですが、格安SIMを使っている人にとっては魅力ではないでしょうか?

Y!mobile おうち割光セット割引金額

プラン割引金額
スマホプランL1,000円
スマホプランM700円
スマホプランS500円

ソフトバンクやY!mobileでスマホを使っている人なら、auひかりよりもソフトバンク光を選んだほうが通信費用を安くすることができるでしょう。

ドコモ光の光セット割は割引金額が低め

ドコモ光の月額料金もそこまで安いわけではなく、市場の平均とほとんど変わりません。

ドコモ光 月額料金

住居タイプタイプAタイプB
戸建てタイプ5,200円5,400円
マンションタイプ4,000円4,200円

しかし、ドコモ光にも「光セット割」があり、ドコモのスマホとセットにすることで割引を受けることができます。

ドコモ光

ドコモ光の「光セット割」は、複数のスマホでデータ量を共有する「シェアパック」でも適用できることが特徴です。

ただ、auひかりやソフトバンク光と比べると割引金額が低く、1台しかスマホ代が安くなりません。

光セット割 割引金額一覧(シェアパックを利用している場合

プランマンションタイプ戸建てタイプ
ウルトラシェアパック
100(100GB)
3,000円3,200円
ウルトラシェアパック
50(50GB)
2,400円2,500円
ウルトラシェアパック
30(30GB)
2,000円2,000円
シェアパック
15(15GB)
1,800円1,800円
シェアパック
10(10GB)
1,200円1,200円
シェアパック
5(5GB)
800円800円

 光セット割 割引金額一覧(ドコモのスマホを1台利用している場合)

プランマンションタイプ戸建てタイプ
ウルトラデータLLパック
(30GB)
1,100円1,100円
ウルトラデータLパック
(20GB)
900円900円
データMパック
(5GB)
800円800円
データSパック
(2GB)
500円500円

ドコモでスマホを使っている人によっては魅力的ですが、通信費用の安さを重視したいのであれば、スマホとネットのどちらもauやソフトバンクに乗り換えるという選択も検討してみる余地があります。

電力系光回線もauスマートバリューの割引を受けることができる

「auスマートバリュー」の割引を受けることができる光回線サービスは、auひかりだけではありません。

各地方の電力系光回線も、「auスマートバリュー」の割引を受けることができます。

auスマートバリュー

auひかりはサービスの提供エリアに限りがあるので、auひかりが契約できないエリアの人は電力系光回線を選ぶといいでしょう。

また、光コラボのSo-net光も「auスマートバリュー」を受けることができます。

 

so-net

電力系光回線とSo-net光はauひかりが契約できない場合の替わりになるサービスになるので、覚えておいて損はないでしょう。

格安SIMとセットで割引が受けられる光コラボがある

光回線サービスには、格安SIMとセットにすると割引が受けられるものもあります。

たとえば、DMM光はDMM mobileとセットすると、毎月のネット代が500円安くなります。

DMM光

「auスマートバリュー」と比べると割引される金額は高くありませんが、格安SIMへの乗り換えを検討している人やすでに使っている人は、このような割引がある光回線サービスを選ぶといいでしょう。

他の回線サービスの料金と比べるとどうなのか?WiMAXやSoftBankエアーと比較!

光回線の他に、工事をする必要がないモバイルWi-Fiルーターなども検討している人は多いのではないでしょうか?

モバイルWi-Fiルーターは光回線よりも月額料金が安く、通信費を節約できるセット割引も用意されています。

しかし、光回線と比べると通信速度が劣るデメリットがあるので、必ずしもベストな選択肢とは言い切れません。

WiMAXのauのスマホ代が安くなるセット割引がある

モバイルWi-Fiルーターを提供する事業者はいくつかありますが、その中でも人気が高いのは WiMAXです。

WiMAX

WiMAXは光回線よりも月額料金が安いうえに、ギガ放題プランを利用することでインターネットが使い放題になります。

WiMAX 月額料金

プラン月額料金
ギガ放題(無制限)4,380円
ライトプラン(7GBまで)3,696円

さらに、auのスマホを持っていれば「auスマートバリューmine」の割引を受けることができます。

auスマートバリューmine 割引金額

プラン割引金額
auピタットプラン(シンプル):1GBまで割引対象外
(スーパーカケホ/カケホ)
:2GBまで
(シンプル)
:1GB以上〜2GB未満
500円
(スーパーカケホ/カケホ)
:2GBまで
(シンプル)
:2GB以上〜20GBまで
1,000円
auフラットプラン20/30GB1,000円
データ定額5/20/30GB

LTEフラット(7GB)

ISフラット

934円
データ定額2/3GB

ジュニアスマートフォンプラン

シニアプラン

カケホ(3Gケータイ・データ付)

743円
データ定額1GB500円

ただ、auひかりの「auスマートバリュー」と比べると割引金額が低く、1台のスマホしか適用することができません。

通信速度も光回線と比べると劣ってしまいます。

auひかり・ WiMAX 対応速度比較表

サービス対応速度
auひかり最大1Gbps
WiMAX下り:
最大110〜440Mbps上り:
最大30Mbps

ホームページや動画サイトを見るぐらいであれば問題ない速度ですが、オンラインゲームで利用するとストレスを感じることは必至です。

また、 WiMAXは3日間で10GBを消費すると、翌日の夕方から深夜まで速度が制限されるデメリットがあります。

SoftBank Airはソフトバンクのスマホとセットで割引

ソフトバンクはソフトバンク光の他の、据え置き型Wi-FiルーターのSoftbank Airを展開しています。

softbankエアー

Softbank Airとは、専用の端末を自宅のコンセントに差し込むだけでインターネットが利用できるサービスです。

月額料金は端末を買い取るかレンタルするかで違いますが、どちらの場合も光回線とそこまで変わりません。

SoftBank Air 月額料金

端末を購入した場合端末をレンタルする場合
基本料金4,880円基本料金4,880円
端末代金
分割支払い
1,620円×36ヶ月レンタル料金490円
月月割-1,620円×36ヶ月
合計4,880円合計5,370円

ただ、Softbank Airはソフトバンク光と同じように「おうち割光セット」の割引を受けることができます。

ソフトバンクのスマホを使っている人なら、Softbank Airは手軽なうえにお得にネットが利用できるサービスと言えるでしょう。

通信速度は光回線と比べて劣りますが、速度制限がかかる条件がありません。

auひかり・Softbank Air 対応速度比較表

サービス対応速度
auひかり最大1Gbps
Softbank Air下り:最大261〜350Mbps

上り:最大7Mbps

ソフトバンクのスマホを使っていてネットの利用目的がホームページや動画サイトの閲覧ぐらいであれば、Softbank Airはお得度が高いサービスと言えます。

auひかりってどうなの?契約すべき人と、そうでない人を知ろう!

auひかりの月額料金は市場の相場とそこまで変わりませんが、セット割引を受けることによって他の光回線サービスよりも安くすることができます。

セット割引の条件を満たせる人であれば、auひかりはとてもお得なサービスと言えるでしょう。

条件を満たせない場合は、セット割引を受けることができる他社サービスを選ぶべきです。

auのスマホを持っている人ならauひかりがベストな選択肢

auのスマホを利用している人なら、auひかりがもっともお得な光回線サービスになります。

auのスマホユーザーである人がauひかりを契約すると、「auスマートバリュー」の割引で通信費を大幅に安くすることができます。

しかし、auひかりは提供エリアが限られている欠点があります。

auひかりを契約できない場合は、電力系光回線やSo-net光などのサービスを替わりに利用すれば割引を受けることができます。

ネットを使う量が少ない人はWiMAXもあり

ネットを使う量が少ないauユーザーの人なら、 WiMAXも検討してみる余地があります。

WiMAXはauひかりよりも月額料金が安く、「auスマートバリューmine」で割引を受けることもできます。

割引される金額は高くありませんが、一人暮らしでネットを使う頻度が低い人なら、auひかりを利用するよりも通信費を節約できる可能性が高いです。

家族でインターネット回線を使う人が WiMAXを利用すると、速度制限にかかってしまう可能性が高いので、auひかりを選びましょう。

au以外でスマホを使っている人は、自分に合った光回線を使おう

au以外のキャリアでスマホを使っている人がauひかりを利用しても、セット割引を受けることができないので通信費が安くなりません。

au以外のスマホユーザーの人は、契約しているキャリアにあわせて光回線サービスを選んだほうがいいでしょう。

ソフトバンクでスマホを使っている人はソフトバンク光を、ドコモでスマホを使っている人はドコモ光を利用するとセット割引で通信費が安くなります。

格安SIMでもセット割引を受けることができる光回線サービスがあるので、セット割引を基準にして契約する事業者を選びましょう。

まとめ

月額料金だけで見ると、auひかりは安いサービスではありません。

しかし、auのスマホを持っていれば、auひかりは「auスマートバリュー」の割引によって非常にお得なサービスになります。

auひかりは、auでスマホを使っている人がお得に利用できる光回線サービスと言えるでしょう。

ソフトバンクやドコモでスマホを使っている人は「auスマートバリュー」の割引を受けることができないので、auひかりを契約する意味がありません。

利用している携帯電話キャリアにあわせて、セット割引を受けることができる光回線サービスを選ぶことをおすすめします。