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さまざまなジャンルの番組を放送しているAbemaTVをテレビで見たいと思っている人は多いのではないでしょうか？
AbemaTVは簡単な方法でテレビでの視聴が可能です。
方法は4通りありますが、現在のAbemaTVは4K画質に対応していないので、コストがかかる手段を選ぶ必要性は高くありません。
ここではAbemaTVをテレビで見る方法を簡単なものから順にご紹介します。
もっと大きな画面でAbemaTVを見たいと思っている人は参考にする価値がありますよ。
目次
AbemaTVをテレビで見る仕組み
テレビでAbemaTVが放送中の番組を見るには自宅がインターネットへ接続できる状況であるのが前提で、対応機器の利用も必須です。
準備するべき機器はさまざまで、自分の環境や好みにあったものが選べます。
テレビでAmebaTVを見る方法は3通りある
AbemaTVで配信中の映画やドラマをテレビで見る方法は、大きく分けると以下の3通りあります。
- インターネット接続が可能なスマートテレビを利用する
- テレビにAndroidTV対応のスマートボックスかChromecast・AppleTVなどを接続する
- インターネットへ接続できるスマホやiPhoneの画面をテレビに映す（パソコンからも可能）
①はインターネット通信に対応したテレビでAbemaTVを視聴する方法で、対応テレビを用意するだけです。
②はインターネット通信に対応していないテレビでもAbemaTVの番組が見られる方法で、テレビにつなぐ機器がAbemaTVの番組を映す役割をしてくれます。
③の方法ではスマホやiPhone側で契約中のLTE回線を使えばAbemaTVの放送をテレビに映し出せます。
しかし、速度制限のデメリットがあるので光回線を契約してWi-Fi環境を作る必要があります。
AbemaTVの放送番組をテレビで見るなら品質が良い回線が必要
どの方法を使う場合でも、AbemaTVの番組をテレビで見るにはインターネット回線の品質が重要になります。
AbemaTVは公式サイトには必要な通信速度を公表していませんが、あとでご紹介するスマートテレビを発売中のPanasonicは「テレビでAbemaTVを見るには3～5Mbps以上の通信速度が推奨」としています。
通信速度が3Mbps以下になると、テレビでAbemaTVは見られないわけです。
インターネット回線には以下4つの種類があり、どの回線を選ぶのかで通信速度の速さ、速度が速い状態の維持のしやすさが変わります。
- 光回線
- ホームルーター
- モバイルルーター
- スマホ用のLTE回線
4種類の回線の最大通信速度を下記の表で比較してみます。
| 回線種別 | 最大通信速度 |
| 光回線 | 1Gbps以上 |
| ホームルーター | 867Mbps |
| モバイルルーター | 867Mbps |
| スマホ用のLTE回線 | 225Mbps |
理論上ではどの種類の回線もAbemaTVの放送番組が見られる品質といえますが、通信速度が速い状態が続くかに違いがあります。
ホームルーターとモバイルルーターで用いられるモバイル回線と、スマホやiPhone用として使われるLTE回線は、基地局から発信される電波の状態が良いかで通信速度が左右されるので速度が速い状態を維持しにくい欠点があります。
AbemaTVの番組を見すぎると速度制限がかかるデメリットもあります。
4種類の回線が設けている速度制限の内容や条件もまとめました。
| 回線種別 | 速度制限に該当する条件 | 制限時の通信速度 | 速度制限がかかる時間 |
| 光回線 | 速度制限なし | – | – |
| ホームルーター | ソフトバンクエアー:基本的になしだが、夜に速度規制あり WiMAX:直近の3日で10ギガの消費 | ソフトバンクエアー:5～7Mbps WiMAX:1Mbps | ソフトバンクエアー:毎日夜20時から深夜1時まで WiMAX:直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時 |
| モバイルルーター | 直近の3日で10ギガの消費 | 1Mbps | 直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時 |
| スマホ用のLTE回線 | 契約プランで決められているデータ容量の使い切り | 最大128Kbps | 月末まで |
スマホやタブレット、パソコンからであれば速度制限がかかったホームルーターやモバイルルーターでも画質を標準に落とせばAbemaTVの放送番組が見られますが、高画質やテレビでの視聴は困難になります。
AbemaTVの番組をテレビサイズで見ると、消費するデータ容量が大きくなり速度制限を受けやすくなります。
LTE回線の速度制限は特に厳しい内容で、受けてしまうとYahoo!ニュースなどのウェブサイトまで見られないほど低速になり、実質的にインターネットが使えない状態に陥ります。
さらに月末まで速度制限は続くので、LTE回線を使ってのAbemaTVの視聴はできるだけ避けなければいけません。
以上の条件を考慮すると、テレビでAbemaTV見るためには光回線を使うべきといえるでしょう。
AbemaTVをテレビで見る簡単な方法ランキング
先ほどテレビでAbemaTVの番組を見る方法は大きくわけると3通りとご説明しましたが、より細かく分類すると4つあります。
AbemaTVをテレビで見るには打って付けなものから順番に4つの方法をご紹介していきます。
1位 スマホやiPhoneを変換アダプターやHDMIケーブルでテレビにつなぐ
簡単にAbemaTVをテレビで見たい、放送中の番組のアンケートやコメントに参加したいと考えているのであれば、専用の変換アダプターか変換ケーブル、HDMIケーブルを使ってスマホやタブレットをテレビにつなぐ方法が一番オススメです。
Amazonなどの通販サイトや家電量販店ではスマホやiPhoneをテレビのHDMI端子に接続するための変換アダプターや変換ケーブルが販売されています。
値段も1,500円から2,000円と安価です。
上記のアイテムを使えばスマホやiPhone、タブレットをテレビにつなぐだけでAbemaTVをテレビで視聴できるようになります。
すでにスマホなどにAbemaTVのアプリをインストールしておけば細かい設定をする必要もないので、一番楽な方法といえます。
変換アダプターやケーブルを使う方法が1位の理由は、設定が楽なだけでなくAbemaTVの機能面をフルに活かせるところにもあります。
あとでご紹介するAndroidTVなどの機器や、スマートテレビからは見たい番組の予約やアンケートの参加、コメントの投稿ができません。
引用元:AbemaTVのアンケートCM放送中の画面より。
AndroidTVやスマートテレビなどで利用できる機能はコメントの閲覧のみです。
スマホやiPhoneでは番組予約やアンケートへの参加、コメントの投稿といった機能がすべて使えます。
AbemaTVの機能をフルに活用したい人はスマホやiPhoneをテレビにつなぐといいでしょう。
2位以降の方法は細かい機能を使うつもりがなく、あくまでAbemaTVの番組をテレビで見られたらOKな場合に検討する価値が出てきます。
2位 Android TV・Choromecast・Apple TVを使う
利用しているテレビがインターネット通信に未対応であれば、AndroidTV対応スマートボックス（以下、AndroidTV）やChromecast、AppleTVなどの機器を活用するのもテレビでAmebaTVを見る方法の一つです。
AndroidTVなどの機器はインターネット通信の画面をテレビに映し出してくれるアイテムなので、テレビでAbemaTVを見るために使えるツールです。
設定が必要ではありますが、接続する方法は簡単でテレビのHDMI端子につなぐだけです。
特にオススメなのはAndroid TV対応のスマートボックスやChoromecastです。
AndroidTV対応スマートボックスやChoromecastはApple TVよりも販売価格が安めで、購入しやすいからです。
AndroidTVをはじめとしたテレビ向けインターネット機器の販売価格をまとめました。
| 製品種別 | 販売価格 |
| AndroidTV対応スマートボックス（Timmery h96 max） | 6,957円 |
| Chromecast | 1,998円 |
| Fire TV Stick | 4,980円 |
| Fire TV Stick 4K | 6,980円 |
| AppleTV HD（32GBのみ） | 16,441円 |
| AppleTV 4K（32GB） | 20,606円 |
| AppleTV 4K（64GB） | 22,689円 |
※2019年9月時点でのAmazonでの販売価格です。
AndroidTVやChromecastの販売価格はAppleTV よりもずっと安めです。
ネット動画を再生するときの画質も充分高いので、テレビでAbemaTVを見るために周辺機器を探すならAndroidTVやChromecastが有力候補といえるでしょう。
Fire TV Stickも値段は安く魅力ですが、以前にGoogleアプリが使えなくなった前歴があるので強くはオススメできません（2019年7月からはYouTubeアプリの利用が可能になっています）。
画質にこだわりたい人は4Kに対応した機器を買おうと考えるかと思いますが、AbemaTVは4Kには未対応なので、たちまちテレビでの視聴がしたいのであれば安価なAndroidTVなどを購入すれば充分です。
4K対応の他の動画配信サイトもテレビで見たい場合は、4K対応モデルも検討してみましょう。
設定のシンプルさで機器を選ぶならおすすめはAndroidTVです。
AndroidTVをインターネットに接続するときは、最初にテレビのHDMI端子につないでから画面にメニューを表示させ、リモコン操作で下部にある「ネットワーク設定」を選びます。
次の画面でいつも利用しているWi-Fiへ接続すれば、インターネットへの接続設定は完了です。
AndroidTVでは有線接続も可能です。
引用元: https://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/45709020M-JP.pdf
インターネットへの接続が完了したあとは、スマホなどでGoogleアカウントを作成してから（すでに持っている人は作成の必要なし）Google Play StoreにログインしてAbemaTVのアプリをダウンロードします。
（あらかじめAbemaTVのアプリがインストールされている場合もあります）
引用元: https://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/45709020M-JP.pdf
AbemaTVのアプリをインストールできれば、テレビでの番組視聴ができるようになります。
Chromecastは初期設定が複雑なので、簡単にテレビでAbemaTVをテレビで見られる環境を作りたいならAndroidTVが最有力候補です。
AndroidTVなどの機器を買うときは、アイテムごとに対応のインターネットへの接続方式も確認しておきましょう。
ほとんどの機器はWi-Fi接続に対応していますが、有線接続の対応しているのはAndroidTVとAppleTVだけです。
| 製品種別 | 対応接続有無 |
| AndroidTV対応スマートボックス | Wi-Fi・有線 |
| Chromecast | Wi-Fiのみ |
| Fire TV Stick | Wi-Fiのみ |
| AppleTV | Wi-Fi・有線 |
テレビにAbemaTVの番組を映し出すための機器を使う際は、基本的にWi-Fi環境が必須だと思ってください。
3位 スマートテレビを使う
スマートテレビを購入する方法もあります。
スマートテレビとはインターネット通信に対応したテレビで、Wi-Fiなどでインターネット回線に接続すればAbemaTVだけでなくネットフリックスなどの動画配信サイトのテレビ視聴が可能になります。
しかし、すでにインターネット通信に未対応のテレビを家に置いている場合、スマートテレビの利用は買い換えが発生するので、手間や費用を考えると新居への引越しなどの事情が伴わない限りは現実的な方法とはいえません。
スマートテレビを使う方法は、これから新しいテレビへ買い換えようとしている人向けというわけです。
スマートテレビの販売価格の振れ幅は広いですが、HD画質対応モデルですら最低でも25,000円ほどと安くはありません。
なお、設定方法は簡単で、先ほどご紹介したAndroidTVとほとんど同じ流れ（AndroidTV内蔵テレビも販売されています）です。
リモコンにAbemaTVボタンが付いたスマートテレビもある
現在販売されているスマートテレビのなかには、リモコンにAbemaTVボタンの付いたモデルがあります。
引用元:https://panasonic.jp/viera/apps/vod_abematv.html
リモコンにAbemaTVボタンが付いたスマートテレビではアプリのインストールが不要で、ボタンを押すだけでアプリを起動して放送番組のテレビ視聴ができます。
AbemaTVをテレビで見るためにスマートテレビを買うのであれば、リモコンにAbemaTVボタンがあるモデルもチェックしてみましょう。
4位 スマホやiPhoneの画面をWi-Fi対応テレビへミラーリングする
スマホやiPhoneの画面をWi-Fi接続にしているテレビにミラーリングするのも一つの手段ですが、おすすめはできません。
ミラーリングができるインターネット環境があれば、テレビに接続している機器を使うだけでAbemaTVの視聴が可能だからです。
スマホの画面をテレビにミラーリングする方法は以下の状況で行えます。
- テレビ側にAndroidTVやChromecast、AppleTV などを接続している
- AndroidTV内蔵などのスマートテレビを利用している
AndroidTVやChromecastがある状況ではミラーリングを使わずにAbemaTVの動画をテレビに映し出せるので、わざわざスマホやiPhoneの画面をテレビに映す必要がありません。
設定方法も複雑なうえに、Wi-Fiの通信状態が安定しないと映像がカクついてしまう難点もあるので、基本的にミラーリングは使わないほうがいいでしょう。