光回線のおすすめ4選

テレビでインターネットを見る方法3つ! Wi-Fi接続で検索もできる?

普段から小さい画面でホームページや動画を見ていると、テレビでインターネットを使えないかと思うのではないでしょうか?

しかし、テレビでインターネットを使う際に費用がかからないか心配になりますよね。

テレビでインターネットを見る方法は3つあり、費用をかけずみ済ませることが可能です。

もちろん費用をかけて高画質でインターネットを見る選択肢もあります。

ここではテレビでインターネットを見る方法3つをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

テレビでインターネットを見られる環境仕組み

テレビとリモコン

テレビでインターネットを見る方法は3通りあり、どの方法を選ぶかで必要なものが変わってきますが、最低でもインターネット回線が必須になります。

テレビでインターネットを見る仕組みは3通りある

テレビでインターネットを見る方法は大きく分けて3通りあり、それぞれで仕組みが異なります。

  1. スマホやタブレット、PCの画面をテレビに映す
  2. メディアストレージ端末をテレビに接続する
  3. インターネット通信対応のテレビを利用する

①の方法では有線か無線でスマホやタブレット、PCをテレビと接続して、テレビでインターネットが見られる環境を作ります。

②の方法ではテレビにネット通信ができるメディアストレージ端末をつないで、インターネットの閲覧を可能にします。

③はインターネット通信ができるスマートテレビを利用する方法で、周辺機器を一切使わないシンプルなものです。

何かしらのインターネット回線を利用できる環境であるのが大前提

どの方法を使ってテレビでインターネットを見る場合でも、必ず自宅にインターネット回線がなければいけません。

当たり前の話ではありますが、家にインターネット回線がなければインターネットは見られないからです。

インターネット回線の利用環境には有線とWi-Fi(無線)、スマホやタブレット用のLTEの3つがあります。

その中で、どの方法を使ってテレビでインターネットを利用するかで必要な回線の種類が変わってきます。

先ほどご紹介した方法別に必要なネット環境の種類をまとめました。

方法必要なネット環境
スマホやタブレット、PCの画面をテレビに映すWi-Fi環境(スマホやタブレットをテレビにつなぐ場合は最低でもLTE回線があれば可能だが、理想的なのは固定回線を引いたWi-Fi環境)
メディアストレージ端末をテレビに接続するWi-Fi環境(有線接続対応のメディアストレージ端末もあるが数は少ない)
インターネット通信対応のテレビを利用するWi-Fi環境(有線接続対応のメディアストレージ端末もあるが数は少ない)

基本的にどの方法を使う場合でもWi-Fiでインターネットに接続できる環境は必須です。

ポイント

スマホやタブレットをテレビにつなぐ場合、大手キャリアが提供するLTE回線があればインターネットの利用は可能になります。

ですが、契約中のプランが定めたデータ容量を使い切ると通信制限を受けてしまいます。

通信制限を受けると動画の再生だけでなくホームページまで見られない状態に陥ります。

テレビでインターネットを利用するなら速度制限がない光回線を導入したうえでWi-Fi通信を利用するのが賢明です。

キーボードの利用方法は仕組みで異なる

テレビでインターネットを利用する際は、パソコンのようにキーボードを使っての入力操作が可能です。

しかし、キーボードの利用方法はどのようにテレビでインターネットを使うかで違います。

先ほどご紹介した方法別で、キーボード入力をする方法をまとめました。

方法利用できる操作方法
スマホやタブレットの画面をテレビに映す ・タッチディスプレイのキーボード
・Bluetoothキーボード
PCの画面をテレビに映す本体のキーボードからでOK
メディアストレージ端末をテレビに接続する ・リモコン
・Bluetoothキーボード
インターネット通信対応のテレビを利用するスマートテレビ用キーボード

スマホやタブレット、テレビ用のメディアストレージ端末を使う場合、周辺機器として販売されているBluetoothキーボードを利用できます。

スマホやタブレットの画面をテレビに映す場合はスマホやタブレットと、メディアストレージ端末をテレビに接続する場合はその端末とキーボードをBluetoothで連携できます。

スマートテレビを使う場合はBluetooth接続ができず、対応のキーボードが必要なので注意してください。

MEMO

なお、メディアストレージ端末をテレビに接続するかスマートテレビを利用する場合、リモコンを使っての文字入力やSiriやOK Googleのように音声操作ができます。

入力が面倒だと感じる人は音声操作を活用するといいでしょう。

YouTubeなどの動画配信サイトを見るなら光回線による Wi-Fiを使うのが吉

テレビでインターネットを利用する目的が動画の視聴であれば、回線の品質を求めたいところです。

回線の品質が良いかで快適に動画が見られるかが決まるからです。

主要の動画配信が推奨している通信速度をまとめました。

配信サイト推奨の下り速度
ネットフリックスSD画質(標準画質):3Mbps以上
HD画質(高画質):5Mbps以上
UHD画質(最高画質):25Mbps以上
Hulu3Mbps以上※スマホ・タブレットで視聴する場合
アマゾンプライムビデオSD画質(標準画質):0.7Mbps以上
HD画質(高画質):3.5Mbps以上
4K(最高画質):15Mbps以上
U-NEXT標準画質:1.5Mbps以上
高画質:3Mbps以上
FOD10Mbps以上
DAZN標準画質:5Mbps以上
高画質:9Mbps以上

テレビで画質が高いネット動画を見るのであれば最低でも10Mbps以上、4K画質で動画を見るなら25Mbps以上の速度を安定して出せる回線を使うのが理想です。

インターネット回線は4つあり、どの回線を使うかで通信速度が変わってきます。

4種類の回線の最大通信速度を比較してみます。

回線種別最大通信速度
光回線1Gbps以上
ホームルーター867Mbps
モバイルルーター867Mbps
スマホ用のLTE回線225Mbps

理論上ではどの回線を利用してもネット動画の再生は可能といえます。

しかし、ホームルーターとモバイルルーター、LTE回線では一定の条件に該当すると速度制限がかかるので注意が必要です。

光回線以外の回線に設けられている速度制限の内容をまとめました。

回線種別速度制限の対象になる条件制限時の通信速度速度制限を受ける時間帯
ホームルーターソフトバンクエアー:基本的にはないが、夜に速度規制はかかる
WiMAX:直近の3日で10ギガの消費
ソフトバンクエアー:5~7Mbps
WiMAX:1Mbps
ソフトバンクエアー:毎日夜20時から深夜1時まで
WiMAX:直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時
モバイルルーター直近の3日で10ギガの消費1Mbps直近3日で10ギガを消費した翌日の18時から深夜2時
スマホ用のLTE回線契約プランで決められているデータ容量の使い切り最大128Kbps利用料金の〆日まで

速度制限がかかったホームルーターやモバイルルーターが出せる速度は基本的に推奨値以下の1Mbpsなので、テレビでの動画視聴は困難です。

LTE回線に設けられている速度制限はさらに厳しく、受けるとYahoo!ニュースなどのウェブサイトの読み込みすらままならないほど低速になり、実質的にインターネットが利用できない状態になってしまいます。

さらに速度制限は月末まで続くので、LTE回線を使っての動画再生は避けたほうがいいでしょう。

以上の内容を踏まえると、テレビでインターネットを利用して動画を再生するのなら速度制限がない光回線を使うのが望ましいです。

テレビでインターネットを見る方法

テレビとリモコン

テレビでインターネットを見る方法は3つあり、どの方法を選ぶかで手間や費用が変わってきます。

スマホやタブレット、PCを変換アダプターやHDMIケーブルでテレビにつなぐ

家にあるテレビがインターネット通信に対応していない場合、もっとも手っ取り早く簡単なのはスマホやタブレット、PCなどをHDMIケーブルや変換アダプターでテレビにつなぐ方法です。

iPhoneやiPadでは変換アダプターとHDMIを使ってテレビにつなぐと、テレビでインターネットが見られるようになります。

AndroidのスマホやタブレットではHDMIへの変換ケーブルを使ってテレビにつなげば、テレビの画面でインターネットが見られます。

パソコンもHDMIを使ってテレビにつなげるだけで、テレビでウェブサイトや動画が見られます。(機種によっては変換アダプターが必要な場合もあります)

HDMIケーブルや変換アダプターはAmazonなどの通販サイトや家電量販店で1,500円から2,000円で販売されているので、費用をかけずにテレビでインターネットを見たい人に打って付けです。

操作はスマホやタブレットから行えるので、検索やホームページを閲覧する方法は難しくありません。

Apple TVやAndroidTVなどのテレビ向け通信機器を使う

インターネット通信に非対応のテレビを利用している場合、Apple TVやAndroid TVなどのテレビ向けメディアストレージ端末を活用する方法もあります。

Apple TVとAndroid TVはテレビ用のインターネット通信端末で、テレビでのインターネット利用を可能にするために用いられるアイテムです。

Apple TVとAndroid TVは動画配信サイトの視聴やアプリケーションの利用がメインの機器なので、検索やホームページの閲覧はできないとされています。

しかし、ブラウザアプリをインストールすれば、Apple TVやAndroid TVでも検索やホームページの閲覧ができます。

Apple TVではApp Storeで「AirWeb」をインストールすれば、ホームページが見られるようになります。

AirWeb引用元: App Store

Android TVではGoogle Play Storeで「Puffin Web Browser」をインストールすればウェブサイトが閲覧できるようになります。

Puffin引用元: Google Play

どちらもAppleやGoogleの非公式のアプリではありますが、無料でダウンロード可能です。

テレビ向け通信機器では Wi-Fi経由でスマホやタブレットの画面表示もできる

Apple TVではWi-Fiを経由してiPhoneやiPadの画面をテレビに映し出せる「AirPlay」機能も利用できます。

利用方法は以下の通りと簡単です。

  1. Apple TVとiPhoneやiPadを同じWi-Fiに接続する
  2. コントロールセンターを開く
  3. 「画面ミラーリング」をタップ
  4. 表示されるリストの一覧から「Apple TV」を選択

コントロールセンターの開き方は利用している機種ごとに異なります。

iPhone X以降の機種やiOS12以降が搭載されているiPadでは、画面の右上隅から下に向けてスワイプするとコントロールセンターが表示されます。

iPhone 8以前の機種やiOS11以前が搭載されたiPadを利用している場合、画面の下から上に向けてスワイプするとコントロールセンターが表示されます。

Android TVにもAndroidのスマホやタブレットの画面をテレビに映し出せるGoogle Cast機能を利用できます。

Google Castの利用方法も以下の通りと難しくありません。

  1. Android TVとスマホやタブレットを同じWi-Fiに接続する
  2. スマホやタブレット側で設定アプリを起動
  3. 「機器接続」をタップ
  4. 「接続の設定」をタップ
  5. 「キャスト」をタップ
  6. 表示された機器リストのなかから利用しているAndroid TVの名称をタップ

利用しているAndroid TVの名称は、リモコンのホームボタンを押して以下の順番に進めば確認できます。

  1. 「設定」を選択
  2. 「端末情報」を選択
  3. 「端末名」を選択

Android TVではAndroidのスマホやタブレットだけでなく、iPhoneやiPadの画面もテレビに映し出せます。

iPhoneやiPadの画面をテレビに映す場合、Android TVに「AirReceiverLite」をインストールします。

AirReceiverLite引用元:Google Play

AirReceiverLiteをインストールしたあとの手順は以下の通りとシンプルです。

  1. Android TV側でAirReceiverLiteを起動する
  2. 設定画面に進み「AirPlay」にチェックを入れる
  3. iPhone、もしくはiPad側でコントロールセンターを開く
  4. 「画面ミラーリング」をタップ
  5. 表示された機器リストのなかから利用しているAndroid TVの名称をタップ

ただ、Apple TVやAndroid TVがあればリモコン操作だけでテレビでのインターネット利用が可能になるので、スマホやタブレットの画面表示機能はおまけ程度です。

スマートテレビを使う

Android TV内蔵のスマートテレビを利用するのも一つの方法ですが、あまりオススメはできません。

ポイント

すでにインターネットに対応していないテレビ使っている場合、スマートテレビを利用するには買い換えが伴います。

よって、手間や費用を考えると新居への引越しといった事情がない場合を除いて現実的な手段とはいえないからです。

スマートテレビの販売価格の振れ幅は広いですが、HD画質対応モデルでも25,000円からなので、決して安い買い物ではありません。

4K対応モデルになると50,000円以上の出費が伴う場合もあります。