PR
今やインターネット上には、あらゆる種類のSNSサービスが普及しました。
SNSと言えばFacebookやTwitterを思い浮かべますが、実際にどのようなサービスなのかわからない人もいるのではないでしょうか?
世間でSNSと呼ばれるサービスは多くありますが、中には本当はSNSと呼ばないものも含まれています。
そこで、ここではSNSについて解説し、SNSとそうでないサービスを紹介し比較も行います。
SNSを始めてみたい人は、是非参考にしてSNSを始めてみる一歩にしてみてはいかがでしょうか?
SNSとは何なのか?歴史をもとに仕組みを解説!
SNSという言葉はよく聞くけど、具体的にどんなサービスなのかは知らない人が多いのではないでしょうか?
現在はスマホを持っている人がほとんど使っているLINEもSNSと認識されています。
しかし、LINEは厳密に言えば「基本的なアプリの機能にSNSの要素を加えたもの」という表現が正しいです。
SNSの歴史とともに、仕組みを見てみましょう
SNSの基本的な仕組みを知ろう!
Wikipediaで「SNS」を調べると、「Social Networking Service」の略称で、社会的なネットワークをインターネットで作り出すサービスを言います。
といっても、社会的なネットワークという言葉がアバウトな表現で、具体的にはわからないですよね。
現在はつぶやきと言えるタイムラインを投稿して、友人とやり取りをすることが一般的になりました。
なので、投稿した日記などをベースに複数の人とやり取りをするサービスがSNSと認識するといいでしょう。
LINEのように通話やメッセージ機能がメインとなっているアプリは、SNSとは呼びません。
最初のSNSはmixiではない!SNSの歴史を見てみよう!
古くからネットを使っている人は、日本で最初に人気が出たSNSと言えばmixiというイメージがあるのではないでしょうか?
しかし、海外ではmixiの人気が出るよりも前にSNSサービスが存在していました。
世界で初めて普及したSNS、Friendster!
日本で初めて普及したSNSはmixiよりも以前のあらゆるものがありますが、どのサービスが最初のものなのかは定かではありません。
そんな中、世界で一番最初に普及したサービスは「Friendster」と言われています。
Friendsterは2002年にサービスが提供され、、日記や写真の投稿をベースに複数の人がコメントでやり取りができる新しいやり取りの方法が東南アジアを中心に人気を呼びました。
Friendsterが登場する前にも「Linkedln」というサービスがありました。
しかし、Linkedlnはビジネスへの活用を目指したものなので、現在のFacebookのようなプライベートなやり取りができませんでした。
なおFriendsterは2011年にSNSとしてのサービスを終了し、現在はソーシャルゲームサービスとして運営しています。
SNSのサービスとしてはFacebookに会員数に大きく引けを取ってしまったことが背景にあげられます。
この写真は2011年にFriendsterがSNSサービスを終了したときの文面です。
「しかし、私たちの挑戦的な業界では進化し続けるため、オンラインゲームコミュニティは期待したほどの関与をしていませんでした。
ゲーム業界の驚異的な発展により、私たちは戦略的な優先事項を再考しました」
という言葉から、FacebookなどのパーソナルなSNSと差別化を図ろうとする姿勢が伺えますね。
日本で登場したmixiが大人気に!
海外でFriendsterの会員数が増える中、日本では2004年2月に「Gree」が、同年4月には「mixi」が登場しました。
この2つのSNSは、サービスを開始した当初はパソコンだけでしか利用できず敷居がやや高いものでした。
しかし後々、携帯電話でも利用できるようになり、より多くの人たちが利用することになります。
Greeとmixiで利用できる機能が日本にSNSを浸透させるベースになり、現在のSNSが日本に定着したといっても過言ではありません。
Greeとmixiの機能については、後ほど詳しく解説します。
現在はFacebookやTwitter、instagramが定番ツールに!
2004年にはFacebookが、2006年にはTwitterが、さらに2010年にはinstagramが登場し現在の主流となるSNSサービスとなり多くの登録者を集めています。
この3つのサービスが台頭したことで登録者減少したGreeはソーシャルゲームサービスに方向転換をし、mixiは招待制を撤廃して誰でも登録できるサービスに変わりました。
さまざまなサービスを見て、SNSとはどんなものなのかを知ろう!
初めて日本に浸透したSNSと言えばmixi!現在は招待制を撤廃!
今でこそ衰退した感はありますが、日本で初めてSNSを浸透させたmixiの功績は大きいでしょう。
mixiは日本ではSNSの骨組みを浸透させた草分け的存在です。
mixiの機能を知ることで、SNSは何ができるのか知ることができます。
mixiが持つ機能が浸透したことで、日本でもSNSのやり取りが定着!
サービスの提供を開始して間もないmixiは、すでに利用している友人から招待してもらう必要がありました。
友人として承認した人とだけやり取りができるサービスだったので、登録にもニックネームと実名の両方が必要でした。
現在、この仕組みは大きく緩和されていますが、承認した友人とやり取りできるシステムはどのSNSも共通しています。
投稿の公開範囲が設定できることで、日記の書きやすさが増加できる!
mixiは基本的にブログのような日記を書き、それをベースに友人とやり取りを行うツールでした。
後々、写真だけを投稿できる「フォトアルバム」機能も追加され、写真をもとにしたやり取りもできるようになりました。
さらにmixiは投稿の公開範囲を設定でき、自分が承認した友人だけが見れるように制限することでプライベートな日記が書きやすくなります。
Greeとの違いは匿名性が有るか無いか
mixiの人気が高い頃は、よくGreeと比較されていました。
Greeも友人として承認した人とだけやり取りができるものでした。
しかし招待の必要がないうえにニックネームで登録できるため、匿名で知らない人とやり取りができるツールと言えます。
また共通の趣味を持った人たちとつながることができる、コミュニティスペースもあるので友人を作りたい人には向いているサービスでした。
mixiは招待制で実名の登録を行うため、すでに面識のある人たちとやり取りをすることがメインなので、会員制の敷居が高いSNSと言われていました。
しかし、日記やアカウントの公開制限を緩く設定すれば、自分と面識がない人ともやり取りができます。
またGreeと同じようにコミュニティスペースもあるので、使い方次第では新しい友人を作ることができます。
ちなみに現在のmixiは招待制ではなくなり、ニックネームでの登録もできるようになり敷居が低くなりました。
現在のメインSNSの一つ、Facebook!
現在、多くの人が利用しているSNSと言えばFacebookでしょう。
Facebookは招待制ではないですが、アカウントを作る条件があることで、やり取りを行う人を制限しやすいサービスです。
本名で登録をすることで、より友人が探しやすく!
Facebookの特徴は、実名でのアカウント作成が条件であることです。
本名で登録をすると、多くの人は自分の個人情報が心配になるでしょう。
しかしFacebookは本名で登録を行う代わりに、自分のアカウントや投稿の公開制限が設定しやすくなっています。
※友達の承認申請からアカウントの公開範囲まで自由に設定できるので、個人情報は安心です。
実名で登録するメリットは検索にも活かされています。
Facebookは全ての人が実名で登録しているので、友人の名前を検索バーに入力すれば簡単にアカウントが見つけられます。
また、やり取りをしている「友人のアカウントが承認している友人」を教えてくれる「友達かも」機能は、Facebookでやり取りをしていない知人とやり取りができる可能性が広がります。
昔、引っ越しをして疎遠になってしまった同級生に再会できることも珍しくありません。
日記ではなく、気軽なつぶやきをベースにやり取りできる!
mixiの投稿は日記がメインになるため、ブログのように起承転結のある文章で投稿する手間がありました。
Facebookの投稿は日記ではなく、タイムライン上に気軽に投稿をするという趣旨になっています。
(補足:タイムラインとは、SNSのメインページに友人の投稿が表示されるページのことを言います)
よって、今日食べたラーメンの写真に「○○町のラーメン、凄く美味しかった!」と一言だけ添えて投稿することができるのです。
気軽に自分のまわりで起きたことを友人に共有できるので、mixiよりも使うやすいと感じている人が多いです。
コミュニティスペースも健在!
Facebookはmixiと同様に、共通の趣味を持った人が集まるコミュニティスペースも充実しています。
飲食点や小売店を中心に、数多くの店がコミュニティスペースを開設しています。
また好きな有名人の情報が手に入るページもあります。
コミュニティスペースは自分の好きな分野の情報が手に入れやすいだけでなく、同じコミュニティスペースを見ている人とも交流ができるので、友人作りにも活用できるでしょう。
お手軽さが売りのTwitter!長文を打つ必要がないことが魅力!
TwitterはmixiやFacebookとは違い、自分の話したいエピソードなどを一言感覚で投稿できるSNSです。
Twitterは自分が思ったことやエピソードを一言で投稿して、友人に共有することが趣旨のSNSなので、特に手軽に使えるサービスと言えるでしょう。
Twitterの友人機能はフォローとフォロワーで成り立っている
Twitterの友人登録はFacebookと少し違います。
Twitterは「フォロー」と「フォロワー」という二つの言葉があり、どちらも押すとそれぞれに登録されているアカウントが表示されます。
「フォロー」は自分が「この人の投稿を見たい」と思って登録したアカウント、「フォロワー」は「この人の投稿を見たい」と思い自分のアカウントを登録してくれた人を意味します。
投稿が見たいアカウントのページにある「フォローする」ボタンを押せば、自分のタイムラインにフォローしたアカウントの投稿がリアルタイムに表示されます。
また逆に人からフォローされると、他の人のタイムラインに自分の投稿が表示されます。
リツイート機能で、情報をフォロワーに拡散できる!
Twitterならではの機能は「リツイート」です。
リツイートとは、他の人が投稿したものを自分の投稿欄に表示して情報を他の人に広げられる機能です。
写真にある矢印のマークを押すと、自分が広めたい投稿をフォロワーに見てもらえるわけですね。
検索バーは友人だけでなく、情報も集められる!
Twitterは検索バーに自分が欲しい情報のキーワードを入力すれば、他の人の投稿をもとに情報収集ができます。
テレビで気になった話題から、地震や災害が起きたときの情報収集まで活用できます。
みんなで見て楽しむinstagram!自分や友達が投稿した写真で盛り上がれる!
2010年には写真を投稿して友人と共有するinstagramが登場し、FacebookやTwitterと同じ主流のSNSの仲間入りを果たしました。
instagramは自分や友人が撮影した写真や動画をベースに、あらゆる人とやり取りができるツールです。
スマホで写真を撮ることが多い人は、instagramで写真を共有して友人とやり取りをしてみるといいでしょう。
SNSのように見えて、そうではないサービスを解説!
SNSは「タイムラインへの投稿をもとに、人とやり取りをするサービス」を指すことが一般的です。
今はSNSと呼ばれるサービスが増えましたが、中にはSNSではないものも含まれています。
SNSでないサービスは人とのやり取りではなく、他のことがメインのツールになっています。
誤ってSNSと思われることが多いサービスを見て、本当の趣旨を知りましょう。
LINEはあくまで連絡ツールにSNS機能を付け加えたもの
LINEはもともと友人と無料で通話やメッセージでやり取りを行うことがメインのアプリなので、SNSには分類されません。
LINEがSNSと思われやすい理由は、タイムライン機能があるからでしょう。
しかし、LINEにはTwitterのような検索機能がなく、Facebookの「友達かも」機能もありません。
LINEでやり取りできる人は、基本的に電話帳に登録している人に限られます。
ただ、自分が面識のある人だけとタイムラインでやり取りができるところを見ると、SNSと呼びたくなりますね。
YouTubeは動画の視聴や投稿がメインになるため、SNSとは趣旨が違う
投稿動画にコメントができるYouTubeもSNSと思われることがありますが、動画の視聴や投稿がメインになるのでSNSとは言えません。
YouTubeにはFacebookのような友人を検索をする機能がなく、登録者に直接メッセージを送る機能もありません。
またアカウント名は匿名になるため、面識のある人とやり取りをすることが少ないこともSNSとは呼べない理由です。
ブログは匿名性が高いため、一概にSNSとは言えない
ブログは投稿した記事にあらゆる人がコメントでき、サービスによっては友人登録機能があるのでSNSと呼んでいいと思い人が多いでしょう。
しかしブログもFacebookやmixiなどに比べると、匿名で投稿することがほとんどで、さらに人間同士のやり取りではなく、日記のような記事を投稿することがメインのサービスなのでSNSとは言えません。
2chは匿名性が高い大型掲示板なので、SNSではない
2chは大型掲示板にあたるサービスなので、SNSとは呼びません。
2chは自分が好きなジャンルの掲示版で、なおかつ匿名でやり取りを行うサービスです。
また掲示版に書き込む人のほとんどが「名無し」で書き込みするため、個人間のやり取りを行わない点がSNSと言えない理由です。
SNSのように見えて、そうではない音楽サービス集
SNSと思われるサービスは他にも存在します。
特に音楽関係のサービスは、SNSと思われやすいものが多いです。
あらゆるミュージシャンや音楽ファンが利用するSoundCloud
SoundCloudは多くのミュージシャンが音源を公開する、いわゆる「音楽共有サービス」です。
ミュージシャンでない人もアカウントが作成でき、SoundCloudの中で気に入った音源にコメントができます。
しかし、SoundCloudは人とのやり取りではなく音楽の共有をメインにしているため、SNSとは呼びません。
MixCloudも音楽の共有がメインのサービスと言える
SoundCloudのような音楽共有サービスは他にもあり、MixCloudはよくSoundCloudと比較されています。
ただMixCloudも基本的なサービス内容はSoundCloudと変わらないので、SNSとは言えません。
まとめ
SNSは「インターネット上で人とやり取りをするツール」を指すことが一般的です。
しかしあまりにも匿名性が高いものや、動画や音楽の投稿がメインになるサービスはSNSとは呼びません。
またLINEはSNSと思われやすいですが、通話やメッセージのやり取りがメインのアプリになるのでSNSとは言えません。
SNSにはさまざまなサービスがあり、実名が必要なものから匿名で使えるものまであります。
また、人とのやり取りをするベースになるタイムラインへの投稿のしやすさとなります。
FacebookやTwitterは短い文章の投稿もしやすいので、敷居が低いSNSと言えるでしょう。
Instagramはスマホでよく写真を撮影する人なら楽しめるサービスなので、写真を撮ることが多い人は一度使ってみるといいでしょう。