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無線でインターネットに接続できるWi-Fiは、スマホのパケット消費を抑えられる優れものなので、いろんな場所で重宝する優れものです。
しかし、「Wi-Fiを利用しているときのセキュリティは大丈夫なのか?」と不安に思っている人は多いのではないでしょうか?
Wi-Fiを利用する場所によっては、接続した履歴やウェブサイトを見た記録(通称「ログ」)が誰かに見られるリスクがあります。
ここでは、Wi-Fiを使用した記録や、Wi-Fiに接続した際に閲覧したウェブサイトの履歴は残るのかを解説します。
Wi-Fiにはどれほど安全性があるのか気になっている人は是非ご覧ください。
目次
Wi-Fiを使用した履歴/ログって残るの?Wi-Fiの環境別に解説!
Wi-Fiを使用した履歴や、Wi-Fi接続中に閲覧したサイトの履歴は残らないことが基本です。
しかし、会社のWi-FiやフリーWi-Fiを使う場合、他の人にサイトを閲覧した履歴が見られる恐れがあります。
家庭用のWi-Fiでは検索履歴は残らないが使用履歴は残ることも
一般家庭向けの無線LANルーターには、基本的にWi-Fiに使用した履歴や、Wi-Fiに接続した際に閲覧したサイトの履歴を見れる機能がありません。
しかし、中にはWi-Fiに接続した履歴が残る無線LANルーターがあります。
NEC製のAtermシリーズでは、専用のアプリを使うことで自分以外の端末がWi-Fiに接続した履歴を知ることができます。
といっても、家庭用の無線LANルーターには、Wi-Fi接続時に閲覧したサイトの履歴を残せるモデルがありません。
閲覧したサイトの履歴が家族に見られるとしたら、その人がハッキング能力を持っている場合ぐらいです。
会社のWi-Fiでは利用履歴・検索履歴のどちらも残っている可能性がある
勤務している会社のWi-Fiに接続する際も、基本的にWi-Fiの使用履歴やウェブサイトの閲覧履歴は残らないと考えていいでしょう。
しかし、会社が導入している回線のネットワークによっては、不正な利用を防止するためにWi-Fiを使用履歴や検索履歴が残る使用になっていることがあります。
フリーWi-Fi・Wi-Fiスポットではネットの閲覧状況を見られる可能性が?
出かけたときに飲食店や商業施設に設置されているフリーWi-Fiをよく使う人は多いのではないでしょうか?
フリーWi-Fiは外出先でのパケット利用量を節約できる優れものです。
しかし、実はあらゆる種類のWi-Fiの中でももっとも危険なものなのです。
同一のフリーWi-Fiを使っている人の中にハッキング能力がある人がいると、その人からウェブサイトの利用履歴が見られてしまいます。
有名YouTuberの人も、自身のチャンネルでフリーWi-Fiの危険性を解説しています。
一緒に同じ飲食店にいる家族や会社の人がハッキングスキルを持っていて、同じフリーWi-Fiに接続して自分の閲覧履歴を見ているなんてこともあり得えます。
Wi-Fiの利用履歴やログが家族や会社にバレる可能性は?危険性は場所で違う?
先ほど紹介した仕組みをもとにして、自宅・会社・フリーWi-FiごとにWi-Fiの利用履歴や検索履歴がバレる危険性はどれほどあるのか見てみましょう。
家では家族が専門知識を持っていない限りバレることはない
先ほど説明しましたが、一般家庭向けの無線LANルーターにはWi-Fiの利用履歴を確認できる機能はあります。
しかし、Wi-Fi接続時に閲覧したウェブサイトの履歴やGoogleなどで行った検索履歴を調べる機能がありません。
Wi-Fiに接続した履歴が知られることに不安を感じるかもしれません。
ですが、接続履歴にはどのような用途でWi-Fiを使ったのかを知る手かかりにはならないので、気にする問題ではありません。
家族にハッキングのスキルの持ち主がいると、Wi-Fiに接続している際にどんなウェブサイトを見られる恐れがあります。
ただ、その人が通信関係の専門家で無い限りそんな能力を持っている可能性は無いと考えて良いでしょう。
会社では契約している法人回線サービスによってはバレる可能性がある
会社が導入している法人向けのインターネット回線サービスや無線LANルーターには、Wi-Fiの使用履歴だけでなくウェブサイトの閲覧履歴や検索履歴を残す機能があります。
会社の従業員全てがWi-Fiの使用履歴や閲覧したウェブサイトの履歴が見られるわけではありません。
ですが、その回線やルーターを管理できる人だといつでも簡単に見ることができます。
全ての会社の導入されている回線やルーターに履歴が見られる機能があるわけではありません。
ただ、会社で仕事をしているときは業務に関係無いウェブサイトの閲覧は控えたほうがいいでしょう。
実際に起きた事例は見かけませんが、頻繁に仕事に関係ないウェブサイトを閲覧すると、怠慢と見なされて解雇を言い渡されることがあるかもしれません。
フリーWi-Fiは危険率がトップクラスに高い
あらゆるWi-Fiの中でも、フリーWi-Fiはもっともウェブサイトの閲覧履歴や検索履歴が見られる危険が高いです。
ハッキング能力を持っている人からすると、フリーWi-Fiを利用している他人の閲覧履歴や検索履歴を盗み見することはもっとも簡単だからです。
閲覧や検索の履歴が見られるのはまだマシで、最悪の場合だとオンラインで見ている自分の銀行口座やクレジットカードの情報が盗まれることがあります。
また、立ち寄った飲食店に偽のフリーWi-Fiを立てて、あらゆる人間のウェブサイトの閲覧や検索履歴を盗み見するパターンもあります。
後で紹介する対策を行えば、安全にフリーWi-Fiを使うことができますが、なるべく不用意に利用しないようにしましょう。
Wi-Fiを使用した履歴/ログを削除する方法を紹介!
Wi-Fiの使用履歴や、Wi-Fi接続時のウェブサイトの閲覧や検索履歴は削除できないことが基本です。
しかし、一般家庭向けのWi-Fiでは使用履歴を削除することができ、ウェブサイトの閲覧や検索履歴の記録を気にする必要がありません。
Wi-Fiを使用した履歴はアプリを使えば削除できる
一般仮定向けのWi-Fiでは、設置している無線LANルーター専用のアプリを使えば、管理者じゃなくてもWi-Fiの使用履歴を削除することができます。
さらに、一般家庭向けの無線LANルーターには、ウェブサイトの閲覧や検索履歴が記録されないので、削除をする必要がありません。
会社のWi-FiとフリーWi-Fiは管理者じゃなければ履歴を削除できない
会社が設置しているWi-Fiや飲食店に設置されているフリーWi-Fiは、管理者しか設定を触れません。
ですので、Wi-Fiの使用履歴やウェブサイトの閲覧履歴を消すことができません。
ただ、この後に紹介する方法を使えば、ウェブサイトの閲覧履歴だけは残さないようにできます。
Wi-Fiを使用した履歴やログを残さない方法を紹介!
Wi-Fiを使用した履歴は必ず残るので、利用した後に消去するしかありません。
しかし、Wi-Fiの使用履歴は一般家庭でしか行えません。
Wi-Fi接続時に閲覧したウェブサイトの履歴は、ブラウザのモードを切り替えることで残す心配が無くなります。
Wi-Fiの使用履歴は必ず残るから削除するしか無い
一般家庭向けのWi-Fiを利用する場合、Wi-Fiへの接続履歴は残っても、閲覧したウェブサイトの履歴は残りません。
厳密にはログが残り、一部の無線LANルーターにはログが確認できるモデルがありますが、正確にどんなサイトを見たのかは知ることができません。
なので、一般家庭向けのWi-Fiを使うときは接続履歴が残るかが問題になりますが、残念ながら必ず記録が残るのが現状です。
他の人にWi-Fiを使った履歴を知られたくない場合、利用した後に先ほど紹介した方法で消去を行うしかありません。
会社のWi-Fiを使う際に接続履歴とログを残さない方法は無い
残念ながら、会社に設置されている使った履歴やログを残さない方法は無いのが現状です。
会社のWi-Fiを使う際は、常識の範囲内で業務に関わるサイトを閲覧することをおすすめします。
どうしても会社でプライベートなサイトを閲覧したいときは、自前でモバイルルーターを用意しましょう。
自分が管理しているモバイルルーターを使えば、業務に関係ないサイトをどれだけ見ても会社にバレません。
土橋亮太(著者)
念のために言っておきますが、筆者は仕事をサボって業務に関係ないネットサーフィンをおすすめしません。
業務時間内はまじめに仕事をしましょう。
フリーWi-Fiを使う際はセキュリティソフトの導入がおすすめ
フリーWi-Fiを使う際に接続履歴やログを残さない方法はありませんが、他の人からウェブサイトの閲覧状況を見せないようにする対策はあります。
その対策とはセキュリティソフトを導入することです。
「セキュリティソフトはデバイスをウイルスから守るソフト」と思っている人は多いと思います。
昨今のセキュリティソフトはウイルスから守る、というだけでなくフリーWi-Fiに接続する際に第三者からの盗み見を防ぐソフトも充実しています。
フリーWi-Fiを活用する際は、なるべくスマホやパソコンにセキュリティソフトを導入しておきましょう。
セキュリティソフトを導入しておけば、同じフリーWi-Fiに接続している他の人から自分の閲覧履歴を見られる危険が無くなります。
また、ハッカーが立てたフリーWi-Fiに接続する際に、メッセージで警告してくれるソフトもあります。
Wi-Fiを使用した履歴やログを見る方法はあるの?
Wi-Fiを使用した履歴や、ウェブサイトの閲覧履歴が見られるかも、場合によって異なります。
ただ、基本的に使用履歴とログのどちらも見れないことが基本と考えたほうがいいでしょう。
一般家庭向けのWi-Fiにはログを確認する手段が無い
一般家庭向けのWi-Fiには接続履歴を確認することはできても、ウェブサイトの閲覧履歴を見る方法がありません。
ほとんどの家庭用の無線LANルーターは、ログの確認機能がないからです。
自宅のWi-Fiを使用した履歴を見れるかは環境次第
Wi-Fiに接続した履歴は、ルーターが対応モデルであれば専用アプリなどで確認することができます。
しかし、Wi-Fiの接続履歴も過去1ヵ月以内のものしか確認できません。
ルーターが対応モデルでない場合、接続した履歴を確認することはできません。
会社のWi-Fiでは管理者しか見ることができない
会社に設置されているWi-Fiは、そのWi-Fiの管理者できる人でない限り接続履歴やログを見ることができません。
会社のWi-Fiを管理できる立場にいる場合、設置している無線LANルーターの管理ソフトで接続履歴やログを確認できます。
(導入している無線LANルーターの種類によっては、ログが確認できない場合があります)
接続履歴とログの確認方法は、設置している無線LANルーターの種類や導入しているネットワークによって異なります。
フリーWi-Fiも管理者しか履歴やログを見れない
フリーWi-Fiも他の業者が管理しているネットワークなので、接続履歴とログを見ることができません。
また、フリーWi-Fiは設置店舗にいるスタッフではなく、提供元の業者しか管理できないことがほとんどです。
まとめ
一般家庭でWi-Fiを利用する場合、接続した履歴やWi-Fiに接続したときに閲覧したウェブサイトの履歴は残らないと考えていいでしょう。
設置している無線LANルーターによっては専用アプリで接続履歴を調べることができますがログは確認できません。
会社に設置されているWi-Fiは接続履歴とログのどちらも管理者に見られる可能性があるので、なるべく業務に関係ない目的での利用は控えましょう。
フリーWi-Fiは他の利用者に接続履歴とログの両方を見られる可能性が高く、最悪の場合だと銀行口座やクレジットカードの情報まで盗まれる恐れがあります。
なるべくデバイスにセキュリティソフトを入れたうえで使いましょう。